コメント
14件
岩井さん死んでませんよね、?(?
若井さんどうなってるかしら??
若井……………😢😢
藤澤 side …
あれから数ヶ月の時が過ぎていった。結局、僕は自分の正体を元貴に明かすことは出来ずに、あの日は終わった。
あの日の元貴の言葉、
『俺は滉斗以外の人なんて、好きになれないんだから』
どうやらあの言葉で、僕の中の”何か”が弾けていったみたい。僕はあの日からずっと、若井を演じることにした。
それもちょっとだけ”違う”ね。
「はあ゛ッ、はあ゛ッ、!…ごめ゛な゛ッ、さ、」
恐怖でガクガクと震える元貴。僕は元貴の胸ぐらを掴みあげる。
「…ははっ、……元貴、酷い顔するね」
真っ赤に腫れ上がった左頬に、唇の端は切れてしまったようで血が出ている。
「わかッ、い、…やだッ、」
いつからか呼び方を変えてしまったようだった。滉斗から若井に変わっちゃった。
「元貴は何回言ったって分からないよね」
力を入れた拳を振り上げる。
「ぅ゛、!!!…ごめッ、あやまるから゛ぁ、!」
あの日から僕は考え方を改めるようにした。二人の関係を崩そうとした僕が悪いのではなく、僕を不快に思わせた2人が悪いのだと気づいたのだ。
これから僕がただ、いつもの優しい若井を演じていたって何も変わらない。元貴にとっての幸せの一部になるだけだ。そうなるのならば、僕は元貴の幸せを粉々にしてやろう。そう決めてからは僕は元貴に暴力を振るうようになり、酷い時には無理やりにも体を重ねてやった。
「やだッ、ごめんなさッ、…なんでもするから゛ッ、!わかい゛ッ、!!」
涙を流し、必死に謝り続ける元貴の歪んだ顔は、狂おしいほどに愛おしく、僕にとっての快楽、”幸せ”になった。
ある日のことだった。それはそれは酷く元貴を扱った日の夜、今まで元貴が大切そうにしていた置物を粉々にし、無理やりに体を重ねた後、1人寂しく後処理をしていた時だった。元貴の体をホットタオルで拭いてあげた時、元貴の耳についたイヤリングが目に入った。
「…懐かし、笑」
僕がまだ元貴と若井の関係に気づく前、元貴の誘いでデパートに行った日、元貴が買っていたものだ。結局これは元貴と若井でお揃いにしていたという、なんとも憎らしい話だ。
ふと自分の耳たぶに触れると、カチャッと金属の小さな音がした。…僕もまだつけてたんだ。
僕は元貴の耳たぶに触れ、元貴のイヤリングを外した。そしてさりげなくそのイヤリングを寝室内に投げ捨てた。
「……はぁ、」
そういえば気づかなかったな、このイヤリング。もっと早い段階に僕が捨ててたら元貴はもっと傷ついたであろうに。
そんな時、ふいに自分は若井の姿をしていることを思い出す。あまりに普通に日常生活を送っていたからか、全く気にしていなかった。そういえば、若井はまだ生きてるのかな?流石に死んでるか。人にバレるのも時間の問題かな。
…若井のこと、見に行かないと。
かなり間が空いてしまっていました…😿
待っててくれた方々、すみません!
あと数話で完結するこのお話、
作者史上初の20話越えの作品です…(確か )
実は……まだ新しいお話を
考えていないんですよね ((((
書きたいお話がありすぎて😩
一気に書かないと続かないタイプの人間です
「crazy clock」が完結したら、
しばらくは短編作品多めになるかもです🥲
すみません…………
必ずいいお話持ってきますんで!!
作者は今、 ものすごく、
若井さん受けが書きたい気分です!!
でも今までの作品大体暗すぎて(?)、
そろそろ華やかなお話が書きたいです😅
ではまた次のお話で^^
NEXT ▶︎ ♡1,000