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人々は彼を様々に呼んだ
『ブルーロックの申し子』『適応能力の天才』『道元』『ヘタクソ』『相棒』『世界一のストライカー』
『悲劇の世界一』
彼、潔世一は不運な事故で若くして命を落とした。
皆さんどうも。えー、ゴホンッそう思われている潔世一です。
世界一を取ってからもサッカーに対してあんまり変わらない感情を抱くんだと思っていたけど、どうやらそうではないらしい。自分より上が居ない、超える者が居ない。勿論ブルーロック出身の奴とは良い試合をしていた。しかし、俺はそれに飽きてしまった。
あれ?サッカーって、こんなんだっけ。
そう思ってからいてもたっても居られず直ぐにサッカーを辞めた。申し訳無かったが監督に「ごめんなさい。辞めます」と書いた置き手紙だけを残して…
それはすぐにニュースになった、急な世界一の失踪に世界中のサッカーに関わる人が騒いだ。様々な憶測が飛び交いいつしか『潔世一はこの世を去った』という世界共通の認識ができた。
いや、何でそうなった!!!????
かくして、勝手に世界から殺された潔世一は実は生きているという事実が申し訳なくなり、世間にバレぬよう、サッカーからは完全に離れることを誓ったのである。
「つってもなぁ、…暇すぎる」生まれてこの方サッカーしかやって来なかったのがここに来て仇となってしまった。やることが無さすぎる。
…………まず外に出るか。
サッカーがあまり盛んに行われていない国ではあるが、念のため変装をして出た。
カフェに赴きゆったりとしていると隣にいた女性たちの会話が聞こえて来た、「ねぇ!やばいんだけど、!!!!!!」「なに、どしたの」「こ、これ!」スマホを相手に向けすぐに読むよう催促する「……うぇえええ?!!??!!、何これ!?デマ???」
あまりの反応にどんな内容だったのか気になって耳を傾ける
「デマじゃないよ!、!!今世界で大活躍中のプロサッカー選手たちが来国してるんだって!!ほら!!ニュースだけじゃなくて呟きにも出て来る!!!」「ほんとだぁ…ってええ!?糸師兄弟じゃん!!!え?え?、凪選手と玲央選手?!なんでぇ???」「それだけじゃないよ!!千切選手に蜂楽選手に黒名選手…他にも沢山来国してるらしいけど…いや、何で??!!!!」
隣で聞き耳を立てていた潔は思った。
マジで何でだよ!!!!!!??????
いや、え?ここ別にそんなサッカー盛んなとこじゃないし、別に知り合い居るって訳じゃないだろ。皆んなで………?旅行か何かか?そんなことある???
「え?てか何しに来たんだろ」「それがさぁ皆んなで行動してる訳じゃ無いらしくて、何かウロウロ、キョトキョト、探し物でも探してるらしいよ」「えー??うちの国に???」
………探し物???皆んなで何か探しに来たってことか???
「あっ!通知だ。…?」「どしたー?」「見てコレ。BLの公式がさ、なんかカウントダウン始めた」「え?急だね?何のカウントだろ」「今夜の0時だね。よくわかんないけど待機っしょ」
……………状況が分からなすぎる。けど皆んながここにいるのは危険だ。見つかる可能性が高すぎる。、今日は無理だろうから明日早朝に空港に行こう。よし、そうしよう。
今日は家に帰り大人しく過ごした。
0時まであと少し女性たちが言っていたカウントダウンが気になり、サイトに飛んだ。
___23時50分
蜂「ザザッ________あーあー聞こえてる?」
『始まった!!』
『蜂楽選手だぁ!!!』
『なになに??』
コメントが凄い速さで流れていく
蜂「きょーはある人にメッセージを伝えます!!」
凛「おい、おカッパぐだぐだ言ってねぇで早くしろ、」
蜂「ええーそんなまだぐだぐだしてないよ!」
雪「突然のカウントダウンで驚いたよね、実は大事な話があるんだ、うーんと、どう言おう」
冴「俺が言う。約3ヶ月前に居なくなった潔世一についてだ」
『なんか皆んな勢揃いって感じ』
『世界一についてとは』
『なんかありそう』
冴「お前達が憶測で殺した潔世一は生きている。そして今俺たちがいる国にいる、なぁ?世一」
ッッ_____!?_____
『え!?』
『まじ?????』
『嬉し過ぎんですけど!!!』
『確かに死んだって明確な証拠出てた訳じゃないしな』
冴「直ぐに出てこい、………つっても、3ヶ月音沙汰ねぇ奴が素直に出て来るとはコッチも思ってねぇ。だかr「おい世一ィ、よくもまぁあんなふざけた置き手紙残して行きやがったなぁ??????」
『ええええええええええええええ????』
『カイザー選手???!!』
『いや、後ろにいるのって……』
ノア、?!!!!
冴「チッ………………」
カイ「お前の大好きなノアからの命令だ。一刻も早く戻ってこい。もし、0時になっても連絡を寄越さない場合は、強制的に連れ戻す。空港にはすでに監視を配属済みだ」
ノア「悪いが、今回ばかりはお前に味方する気はない。強引にでも連れ戻すからな」
凪「聞き立てならないんだけど、ソッチに不満があるから潔が逃げちゃったんじゃ無いの、潔はウチに来てもらうから」
玲「勿論監督にはすでにOK貰ってるからな!」
冴「おい、ぶざけんなよ。世一は俺と帰るように手配する」
凛「クソ兄貴は黙ってろ。世一、テメェ勝手に消えてんじゃねぇ。今度は俺が手綱握っといてやるよ」
氷「潔君の了解無しにどんな会話してんの。渡す気なんてないよ?」
黒「死守!死守!」
蜂「何何?んじゃあ先に潔見つければお持ち帰りできるって事?????」
千「良いね、乗った」
國「良いのか。そんなの」
ニ「まぁ、こうなった原因は潔君ですし」
烏「まさに一攫千金大チャンスって訳だ」
氷「お前はだまっとれ」
烏「俺だけかよ、」
カイ「フンッ、クソ道元どもがうるさいが何が何でもお前を連れて帰る、ネス」
ネス「ハイ、カイザー♡」
『え、え、え、え、え!?』
『潔選手景品の鬼ごっこってこと?』
『てか空港監視されてるだけでもう詰みじゃね?』
『潔選手だけ負け確で草』
『皆んなガチなの笑う』
『潔選手の勝ち方知りたい』
『次見つかったら外出られ無さそう』
凛「おい」
冴「分かってる。、世一、0時だ。これより世界一ストライカーをかけたかくれんぼの開始だ。」
凛「俺以外を選んだら殺す」
ブチッ___________________
……………………え?
何今の恐怖映像
ーーーーーーーーーーー
コソッ______今俺は空港に居る。本当に逃げられないか確認する為だ。
???何か混んでるな、これだったら人混みに紛れて行けるんじゃ無いか?
そんな気楽なことを考え先頭に目をやる。
「次の人、パスポートとその他の身分証明書の提示をお願いします」
男達が空港に行く人達に身分証明書の提示を求めている光景に絶句し、声が出なかった。
クソッ、!!何なんだよこれ!!
俺は空港からの脱出を諦め情報収集の為またもレストランに来ていた。
「あ〜あ、潔世一が運良くこのレストランに居てくれないかなぁ」
ギクリッ
「流石に居る訳ないでしょ」
「でもヤバくない?!潔選手見つけて蜂楽選手に連絡したら1日デートしてくれんだよ?!!」
「はいはい。私は冴選手と凛選手に送るから」
「マジやばいよねぇ、まさか糸師兄弟もやってくれるとは………」
?、何の話だ?
「人気選手達が潔見つけて連絡してくれたら〇〇しますなんて言うからファンの子達が来たがって空港の便1席も取れないってさぁ」
「じゃあ早く見つけないと他の子に取られちゃうかまじゃん!!!急いで出ないと!!」
え?んじゃぁ俺のこと探してんのアイツらだけじゃ無いってこと??
スゥ______________俺、死ぬかも。
「はぁ、早くここも出よう」
バシャッ
ピロン♪
「クソッここらには居ないのかよ!」
「おい愚弟、行くぞ。目撃情報だ」
「……チッ」
大勢が血眼になって潔を探している中、1人の投稿が話題となった。
『えっえっ!?もしかして潔選手?!』
コメントと共に出されたのはレストランでお会計している1枚の写真。かおが9割隠れていて非常に分かりにくいがサングラスの横から覗く瞳でほぼ潔と確定するものだった。
そのおそらく一般人であろう人の投稿は瞬く間に急上昇していき、それを見たBL選手ファンがDMなどでお知らせ。、
その投稿を知ったBL選手達は一般人相手に容赦なく反応をしていった。
リプにて
凪『は。マジじゃん、何で俺だけに教えてくんないの』
氷『他の奴らにバレないよう潔を別の場所に移動させて待機させてくれない?』
蜂『本当だ!!!!!!そのまま潔捕まえといて!!』
カイ『良くやった。世一を指示する場所に連れてくるように』
冴『後数分で着くそれまで如何にかしてその場に留まらせておけ』
千『最高速度で迎えに行く』
凛『殺す』
など………
DMにて
玲『俺と取引しようぜ。お前に好条件で。』
ネス『カイザーに協力しないとどうなるか分かってるんでしょうね』
ニ『投稿見るに潔ファンでしょう。今度場を設けるので是非協力してくれません?』
國『他の奴に見つかると潔が可哀想な事になるがせめてBMの誰かに引き渡してくれないか』
雪『手を出して汚したら殺す』
凛『殺す』
などなど………
最後の方は最早殺害予告になっている恐怖の反応をみせた。
ーーーーーーーーーーーー
《投稿主視点》
いや、怖えよ?!!!何だよコレ!?
「ちょっとした出来心で身を滅ぼすって本当だったのか…」
ボソッとしたつぶやきに隣の男が反応する
「もぉー、!!だから辞めとけって言ったのに…お陰で良い迷惑だわ」
「ハハ……返す言葉もございません。でも良かっただろ?情報の撹乱になって」
「う”ッ…確かに」
そう、目の前にいる男こそ現在話題沸騰中の世界一ストライカー、潔世一なのである。
混乱しているであろう人に話すと潔は知らない国に行くにしてもサッカー以外は抜け過ぎててまるでダメなので何時ボロが出てもおかしくない。そこで一応として知り合い以上、親友未満のいわゆる友達の俺が起用された訳だ。ちなみに潔とは他選手より長い付き合いになる。
こうして潔に頼って貰えてることを考えると友達以上親友未満と考えても良いだろう。
「っしっかし、どーすっかなぁ、、空港塞がれてんのは痛い」
「前から思ってたけど他の奴らお前に対しての態度何かおかしくね?お前なにかやらかしただろ」
「えぇ!?何もしてねぇよ!!」
そう。潔の友達名だけあってmobも恋愛ごとに疎いのだ。
ーーーーーーーーーーー
レストランに1番先に着いたのは近くにいるという冴と凛だった。
冴がスタスタと速い足取りで定員にちかずく
「おい、この写真の男は何処に行った?」
突然の国宝級イケメンの登場にキャーーーー
と黄色い歓声が上がると共に話しかけられた店員には数秒の気絶が襲った。
微動だにしない店員を前に凛が「何か言えよ」と声を掛ける
ビクッと身体が動き口を動かす
「あ、え、えっ、えーー、と、……えー、あっ、この人3時間程前に来てましたね、」
「3時間前………?そうか。で、何処に行った?」
「えっと、2人は出て右の方に行った事しか分からないです」
この店員の言葉のおかしさに間髪入れずに凛が声を上げる
「は?”2人”だと、?コイツは1人じゃなかったのか?」
「え?ハイ、」
「クソッ、どう言う事だよ、」
「愚弟黙れ。考える」
冴は頭をフル回転させて考える。
潔が既に誰かに見つかったと言うことは無いだろう。見つかれば連絡を回すはず(潔をしっかり匿ってから)。では誰と居たのか………ふっと投稿を見直す。
あたかも写真を撮ってすぐの投稿だと思われたが撮ってから3時間も寝かせた?何故?俺たちに見つからない様にする為か???
他の投稿からして潔のファンか……潔を応援していて逃がそうとしているのか?
そんな考えが過った時一つの投稿に目がついた。
『友達と飯ー!!!』
写真には居酒屋の飯が写っていた。本当にすみの方に見覚えのあるブレスレットをした腕が少しだけ写っていた。コレは愚弟が潔の誕生日にわざわざオーダーメイドで作ってやった物だから潔の物に違いない。だとするとこの腕の持ち主は必然的に世一だと確定させる事が出来る。
「何固まってんだよ、急がなくていいのか」
「あぁ、一応確認するがこの腕のブレスレット、見覚えあるか?」
「!!???」
「………そうか。わかった」
「は?」
「ふーーー、さて、どうしたもんか」
ーーーーーーーーーーー
「あ。空港使えないならプライベートジェットで行けば良いんじゃね?」
思い出した様に提案をした。
「は?何言ってんだよ。そんなん持ってねぇし」
「いやだから、俺ので」
ポカン……
ああ、いやまぁもしかしたら知らないと思ってだけどね?!?!本当に知らないとはビックリだわ、
そう、このmobモブのくせに人生勝ち組である。その財力で潔のスポンサーまでやっていたのだが、スポンサーには余り、と言うかマジで興味が無かった潔は友達が自分のスポンサーだと言うことに気づいてなかったのである。
「薄々気づいてだけどね。まじすか」
ーーーーーーーーーーーーー
一方その頃わちゃわちゃしてる5人組がいた。
蜂「いーさーぎーーー!!!」
千「うるさいし本当に潔が聞いたら逃げるだろ、やめろ蜂楽」
蜂「ああそっか!んじゃあちぎりん作戦立ててぇー」
乙「ねぇねぇ、お姉さん方。潔世一知らない?」
凪「玲央疲れたおんぶして」
玲「おぅ…………ッて!!何でお前ら(蜂楽、乙夜)も着いてきてんだよ!?」
蜂「良いじゃん協力プレーっしょ?」
千「まぁチームは別だけどなー」
凪「ねー何処行くの?」
玲「はぁ、マイペースな奴らだなぁ、このまま潔散策しながら目撃情報があったレストランに向かうぞ」
千、蜂、凪『イエッサー』
乙「了解」
カラン
蜂「あ!凛ちゃん発見!!!!!!」
凛「あ?」
乙「糸師冴も居るな」
冴「………」
玲「あれ、ニ子も一緒なんだ?」
ニ「あ、はい。僕は、
二『ふむ。何か引っ掛かる….…』
ニ子は先の投稿に目をやりながら投稿の場所に向かっていた。
この投稿、ついさっき投稿された筈なのに潔君が会計してる奥、ドアの外はまだそこまで日が強くない??今は日中で快晴、僕の位置からもそんなに遠くない。だとしたら直近のものではないのか?
そんな事を考えながら潔が居たとされるレストランに到着する。
そこで先に着いていた糸師達と合流した
ニ「それで今から潔君と一緒に行動してる人は誰なのか検討しているところでした」
千「なるほど、潔の逃走を手助けしてる奴が居るのか…」
凪「えーー何それウッザ、玲央何か知らないのー?」
玲「ううん…この投稿主どっかで見たような…?」
蜂「誰だか知んないけど、潔とずっと一緒に居たのかな?だとしたら凄いムカつくー、!」
冴「とにかく、潔を探すにはコイツの情報を得るのが先だ。絵心に確認を取らせる」
ニ「次見つけたら首輪でも付けてあげましょうか」
凛「黙れよ。俺が殺す」
冴「愚弟は言葉すらまともに使えなくなったのか?お前は大人しくしてろ」
ーーーーーーーーーーー
「マジかよ!?」
潔がmobから一連の話を聞き、目を丸くした。
「マジだよ.てかお前が知らなかったことに驚きだわ」
「ご、ごめん、!でもお前スゲー奴なんだなぁ」
「ははっ世界一のストライカー様にそう言って頂けて光栄だよ」
少しだけ談笑をしたあと、脱走の計画を立てる
「つってもなぁ次どの国行こうかな」
国選びにこだわっても玲央やクソカイザー辺りに見つかりそうだ。更にノアや絵心さんにまで探されてるとなれば隠れる場所などないに等しい。
「そのことなんだけどさ、ドイツ戻ろうぜ」
友人の突拍子もない提案に思わず声を荒らげる
「はぁ!!??、ドイツなんて一瞬でバレんじゃん!!!」
世界一ストライカーの潔世一がドイツに赴けば一度大きな話題になる。何より潔世一を他選手が探しまくってると言うことが大きな話題になっている今、瞬く間に情報が出回ってしまうだろう
「そうだけどさ、最早どの国行っても遅かれ早かれ確実に見つかる。その都度、国外に逃げるのか?今度は俺のプライベートジェットも使えないだろうよ、現実的じゃない」
「うぅ、………でもドイツに行ってどうすんだよ」
「俺の敷地内にいれば良いんじゃね??私有地に許可なく踏み込む事は難しいだろ、もし勝手に敷地内に入ったら普通に不法侵入で犯罪だしな」
「ええ、そんな狭い生活嫌なんだけど」
「ふっふっふっ、お前は先の話を聞いていなかったのか?コレが、俺の市私有地である!!!!!!!」
ドヤ顔でスマホで自分の敷地を写し出す。
「なッッッッ!?!?!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
プルルルル
冴「何だ」
絵『何だじゃない、本当にコイツが潔の手助けをしてるのか?』
冴「ああ、その可能性が高い」
絵『チッ………』
冴「で、誰なんだ」
絵『はぁ、何度も説明すんの面倒くさいからお前ら全員を収集させてから話すね』
冴「は?何言ってるこっちは潔の捜索で忙しい今話せ」
絵『潔世一はもうこの国には居ない』
冴「…………は?」
絵『わかったら早く戻って来い』
プツ
冴「チッ、おいお前ら戻るぞ」
乙「?何でだ?」
冴「潔が国を出たそうだ」
千「なッッ!?」
玲「おいおい、何の冗談だよ?空港に現れたなんて連絡一切来てねぇぞ???」
凛「クッソ仕事も出来ねぇのかよ」
冴「空港からでたかは分かってない、絵心が一緒にいた奴の情報を持ってるらしいから行くぞ」
ーーーーーー
氷「なんや皆一緒にきたの?」
烏「偉い仲良しやなぁまさか糸師兄弟も一緒とは驚いたで」
凛「黙れ。勝手にコイツらが着いてきただけだ」
千「おっ國神たちもいるじゃん」
國「おお、こっちは別に収穫なかったぞ」
雪「その人数じゃあ例の投稿場所に行ってたんだろ?どうだったのかな?」
黒「潔いたか?」
千「収穫が無かった訳じゃないけど………」
ネス「カイザーより遅く来た癖にお喋りですか、レッドカードです」
カイ「はぁ、待ちくたびれたぞ。おいクソマスター共全員集まった、早く話せ」
絵「やあやあ、もう知ってる奴も居るけど改めて潔世一がこの国から出た」
「な、マジか!?!??」
「どういう事だよ!???」
一気に皆がざわつく
絵「どうやら潔世一を手助けしてる奴がいるらしい、それがこの投稿の男」
スクリーンに例の投稿主のアカウントが映し出された
絵「コイツの名前はmob、奴は自身の事業を大成功させ、若くして大企の社長を勤めているドイツに本拠地を置いていて、潔世一のスポンサー、莫大な資金を提供している」
玲「あ!どっかで見た事あると思ったら少し前ドイツ記事で取り上げられていた奴だ。クソッ海外企業か……」
凪「それで?潔は何処に行ったの」
ノア「予想ではドイツだ」
カイ「ドイツだと?」
ノア「ああ。恐らく協力者の敷地内にいる。調べた所コイツの所持している敷地は膨大でそこで過ごしても窮屈なんてしないだろう。オマケに周りは塀で囲まれていてセキュリティも万全だ」
カイ「なるほどな、もし世一がそこから出てこないとならば俺たちには手出しが出来ないと、」
ニ「困りましたね………、他の人には連絡しましたか?」
絵「うん。ここに来てない奴には既に通達済み」
烏「運が良けりゃあ敷地内に入る前に捕まえられるか?」
氷「難しいとこやね。プライベートジェットかなんかで行ったんだろうけど、だとすると自分の敷地内に着地するんちゃう?」
絵「そうだろうね。一旦ドイツに向かうとして、、、その前に。お前ら潔世一を自身のチームに押し込もうとしているようだが、お互いを警戒し過ぎて情報がまとまっていない。仲良くしろとは言わないが先ずは潔世一を捉える事に集中しろ」
カイ「クソ不本意だが、仕方ないな」
ネス「お前達カイザーの手足となりしっかり働いて下さいね」
蜂「仕方ないねぇー協力プレイ!!!」
『”潔/世一を、今度こそ逃がさない”』
ある意味一致団結