時間が経つにつれ、中也の心にある不安は増していった。
彼の明るさは次第に影を潜め、いつも笑顔でいたはずの中也の表情は疲れと焦燥感で曇り始めた。
治がこのまま目を覚まさなかったら____そんな思いが中也の頭をよぎるたび、彼は震える手で治の手を握りしめた。
ある夜、紅葉が中也の元を訪れた。
紅「中也、無理をしてはならんぞ。」
紅「お主が倒れたら、治が目を覚ましたとき、悲しむのは誰だと思う?」
中也は疲れた顔を見せ、少しだけ首を振った。
中「俺がいなきゃ、治はもっと不安になると思います。」
中「俺がここにいることで、治も安心できると思うんですよ。」
その言葉に、紅葉は何も言わずに頷いた。
お疲れ様でした。
⚠️
誤字があるかもしれません。
見つけたら教えて下さい。
修正致します。
(2024/09/28 20:35:04)
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