急に思いついたお話。
桃赤だけど、桃黄。
すたーと
「るぅとが浮気した」
さとみくんが突然俺の家に来て、
そして突然放った言葉。
とりあえず中に上がらせ、
水を入れる。
さとみくんとるぅとくんは、
付き合って、1年たっていないホヤホヤのカップル。
俺的には、さとみくんが好きでくやしかった。
これは神様がくれた、プレゼントかな?
そう思いつつ、リビングへもどる。
「るぅとくんの帰りが遅いこと」、
「るぅとくんが知らない誰かと電話していること」
その分析から浮気だと判断し、
るぅとくんにいったところ、
喧嘩になってしまったと。
それから、1週間に一回相談しにきた。
さとみくんは相変わらず、同居していて料理も作ってあげているらしい。
どんだけ優しいんだか。
相談をすること、四日目。
つまり、あの日俺に相談してきてから、四週間経った。
四日目は、にこにこした表情でさとみくんが家にきた。
「おじゃましま~す」
「座ってていいよ~」
変わらず、水を出す。
「ゲームしよ」
「おう」
まず、ゲームをする。
そこから、相談タイムだ。
ゲームが終わり、一息ついた頃、ポテチが食べたくなって、さとみくんと食べてたら、キラキラしてなにか、光ったものが見えた。
「さとみくんそれ、…」
「ああ、これ 指輪だよ」
ゆびわ…?
なんで、指輪…?
そう言って、頬を赤らめる。
るぅとくんとさとみくんが結婚…!?
どうして。
浮気は?
「浮気じゃなくて良かったわ、」
そう、ニコニコしゃべる。
さとみくんによると、
「るぅとくんの帰りが遅いこと」は、指輪を選んだり、式場の確認…などしていたらしい。
「るぅとくんが知らない誰かと電話していること」は、式場を管理する人たちなど、準備をしていたらしい。
そのあと、るぅとくんが俺の家に来た。
「莉犬!ごめんね、さとみくんが勘違いして、長居させちゃって」
「い~よ」
「あっ、そうだ」
「?」
急にバックを開き、ファイルを取り出す。
「これ、婚姻届なんだけど。関係者のところに….」
「あ、おけおけ」
もう、戻れない。
まあ、さとみくんを好きになったことは、後悔していないけど。
結婚式で、「関係者からのメッセージ」でころちゃんと選ばれた。
ころちゃんがあまりにも、
ふざけすぎて、なーくんに一時間も説教されるのはまた、別の話。
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