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5 - Chapter 5 俺のお兄ちゃん

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2024年05月01日

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ーーーーChapter 5(裏ストーリー) 俺のお兄ちゃんーーーー


俺の兄ちゃんは、若くして白血病を患った。そして、亡くなった。まだ、10歳だった。

俺は当時6歳、なにが起きたかは何となくわかっていた。慌ただしい家。すぐ車に乗せられ、向かったのは病院。家族は医者に説明を聞きに行き、俺だけが残されて立っている。

目の前には、兄が眠っている。すっと目を開いて、

[…莉音、ごめんね。お兄ちゃんとしての生活を全うできなくて…]

そう遺して意識を失った。

『にいちゃん‼︎ねえ、にいちゃんおきてぇ…(グスッ』

涙が溢れた。ずうっと泣いた。

あれから兄ちゃんは…


ここは最果ての地、エンド。孤独な者達がラスボスとしての使命を全うする。

最近のエンドラ担当といえばこの少年、莉乃(りの)。

可愛い名前だけれど、本人は気に入っていた。

ただ、莉乃はかなり複雑な過去がある。そう、この少年は10歳で命を落とした。それも、当時6歳の莉音を遺して。

そうして、1人でずっと孤独を過ごしてきた。そこで、我が莉音…すなわちおんりーを招集した。

『え⁉︎』

驚いている彼。なぜここに来たのか…理解し難いだろう。ただ、このことを飲み込み、

ちゃんとラスボスとしてやれていたのは安心だった。

ただ、彼は仲間が迎えにきてくれた。いや、きてしまった。

皆が帰るなか、1人で残り、呟く。

『莉乃兄ちゃん。ごめん。』

そう言って、こちらを振り返って、泣き笑いでポータルに飛び込んでいった。

莉音、幸せになれよ。

「楽しそうでよかったッ…」

莉乃は変身を解いて、自分の零れ落ちる涙を拭いた。


ーーーーChapter 5 finーーーー

ーーーーThenk you!ーーーー

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