テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
放課後の図書室。オレンジ色の夕日が本棚の間を細く照らし、埃がキラキラと舞っている。
ハヤトは棚の奥にある本を取ろうとして、思わず息を呑んだ。背後から忍び寄ったルイが、ハヤトを本棚との間に完全に閉じ込めたからだ。
「おい、ルイ……! ここ、誰か来るって……!」
「来ないよ。僕が計算した。静かにして。本に響くよ」
耳元で囁かれた吐息に、ハヤトの顔は一気に真っ赤に染まる。次の瞬間、ルイがハヤトの襟元を強く引き寄せ、深く唇を重ねた。ハヤトはあまりの熱に、息の仕方を忘れてしまう。ようやく唇が離れた時、ハヤトはルイのシャツをギュッと掴み、消えそうな声で漏らした。
「……お前以外……もう、考えられねーよ……バカ……」