第94話「命の矢、虚無を穿つ」
闇の世界に、新たな光が灯る。
神々の魂――その加護が再び星の英雄たちに宿り、
彼らは「神を超える存在」として立ち上がった。
ゲズ「……これは……俺の中で、何かが変わっていく……!」
月神アルテミスの加護が完全融合し、
ゲズの姿が“月の戦衣”を纏った新たな姿へと変貌する。
《創月の射神・ゲズ》――
リオン、セレナ、ウカビルも同じく進化する。
• リオン → 《蒼龍武皇・リオン》(ポセイドン完全融合)
• セレナ → 《煌陽神姫・セレナ》(アポロン完全融合)
• ウカビル → 《焔帝の猛魂・ウカビル》(アレス完全融合)
4人の姿はもはや「人」の域を超えていた。
それは、神の意思を継ぎ、命として昇華した存在――
⸻
■再戦:アザトース=サタン vs 星の英雄たち
サタン「……ほう。神を超えたか。だが、“余”はその遥か上だ」
空間が裂け、虚無の手が無数に生まれ出る。
《無限界触手・ザ・ナミレス》
だが、英雄たちは怯まない。
リオン「行くぞ、ゲズ!」
ゲズ「ああ……一発で終わらせる!!」
英雄たちは同時に駆け出す――!
⸻
■四位一体・創星連陣《クワトロ・ディヴァイン》
1人1人が全く異なるベクトルでサタンに攻撃を加える。
• リオンの拳が大地を割り、
• セレナの光が天を焼き、
• ウカビルの炎が虚無を焼き尽くし、
• ゲズの矢が空間を射抜く――!
ゲズ「命の輝きってやつを、見せてやるよ……サタンッ!!」
全ての加護を束ねた最後の一矢――
《創星終矢・ユニバースブレイカー》
それは、世界を貫く“命”そのもの。
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■決着
サタン「……これが、“命”の意志か……」
矢が、サタンの胸を貫き、虚無の力を崩壊させる。
世界を包んでいた冥界の闇が音もなく消えていき、
そこには一人、静かに膝をつくサタンの姿。
サタン「理解した……命とは、終わりではなく、続くものだったのだな」
その言葉とともに、サタンは静かに微笑み、塵となって消えた。
ゲズ「……終わった、のか?」
リオン「ああ……俺たちが……やったんだ」
セレナ「神もいない、闇も消えた世界……」
ウカビル「でも……だからこそ、これからは、俺たちが創っていくんだな」
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