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トリスタンサイド

朝、起きた…隣に何時もいたコハクが居なかった

不安で押し潰されそうになった…そんな時に

コツッコツッ

と窓を突く小鳥に気づき窓を開けると私の肩に止まった

トリスタン)どうしたんだい?

小鳥の頭を撫でると小鳥の足に紙がくくられていることに気付き小鳥の足から紙を外し紙を広げると…たった一言……

コハクを預かった

そう書かれていた

怒りで震えた、あの時腕を掴んで「私の傍から離れるな」なんて言えばよかった…物凄い後悔をして…紙に怒りをぶつけてしまった

普段の…コハクのいる私ならこんな事しないはずなのに…

トリスタン)…必ず助けるからね…コハク

私は走ってパパ上とママ上の部屋に向かいコハクが攫われた事を伝えると2人は驚いて居た

メリオダス)あいつが…?

エリザベス)信じられないわ…

トリスタン)今すぐにでも城下に住んでいる人達に情報収集の協力を依頼します!

メリオダス)あぁ、俺の方でも調べておく

トリスタン)今すぐ兵を連れて城下に行きます!

メリオダス)頼んだぞ、トリスタン

トリスタン)はい!












コハクサイド

コハク)ん”…ん……

目を開けると全く知らない部屋で手足に鎖を繋がれ首輪に鎖まで繋がれていた

コハク)(なんだ…これ……魔力は…使えないな…)

鎖を壊そうとしたが皮膚が擦れるだけで壊れなかった

コハク)う〜…壊れないな…

壊そうと四苦八苦しているとコツッコツッと足音が聞こえ扉が開いた

コハク)ッ…お前……遂にそこまで堕ちたのか…アーサー

アーサー)酷いなぁ、コハク……あそこの王子みたいに私と添い寝してくれないかい?

コハク)だからベッドから降りられないように拘束されてるのか…

アーサー)拘束だなんて酷いな…ただ躾のなってない可愛い花嫁を躾て居るだけだよ

コハク)お前の花嫁になったつもりねぇしこれが壊れたらお前ら全壊覚悟しろよ…

アーサー)国には手を出してないだろう?

コハク)チッ変な所で頭使いやがって

ベッドの足に手足の鎖が縛られ…首輪の鎖は壁に釘付けになってて…ちょっと腕を動かせば腕と腕の間に繋がってる鎖と腕輪についてる鎖は簡単に突っ張るし…足も首も同じで…ホント、動こうにも動けない状況下である

コハク)(やだなぁ…魔力使えないし…多分、首輪と手足についてる輪っかが原因か…)

アーサー)どうだい?魔力使えないだろ?君が強いのは魔力「だけ」だからね、安心して捕まえられたよ

コハク)筋肉ダルマが今だけは羨ましいよ

アーサー)安心してよ、どれだけ力を付けても壊れないようになっているから

コハク)抜かり無いようで…

アーサー)それじゃあ、まだやることがあるからまた夜に来るよ

コハク)来なくていいデース!土に還れクソ野郎!

アーサー)反抗的な花嫁はどうやったら躾られるかな…マーリンに聞いてみるか

コハク)(まぁ…暫く好きにさせるか……私を襲おうとしたら触れないようになってるし)

国の守り神的な私と付き合うってマ?(七つの大罪黙示録の四騎士)

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