ボーカルでした。大森元貴ですか?
大森元貴ですよ。
今日は滉斗とちょっと遠くに行きます。
電車に乗って行きたいと思います
楽しみだな〜
滉斗『準備できた?』
腕時計をしながら言う滉斗。
かっこいぃ…///
元貴『うんっ…』
滉斗『ん?』
元貴『はくひゅんっ(くしゃみ)』
元貴『ごめん、笑//』
埃でも吸ったのかくしゃみが出てしまった…笑
滉斗『大丈夫だよ笑』
滉斗『随分と可愛いくしゃみだね笑』
笑ってからかってくる滉斗。
からかってくるからいっつも顔が熱くなるんだけど、そういうところも好き
今日のお出かけも良い思い出になるんだろうなぁ…
そう思っていた束の間。
〜電車時〜
休日だからかすごい混んでいて滉斗と離れてしまった。
元貴『ぅ…』
次々と人が入ってくるから押し潰される。
??『…w』
サワッ
元貴『っ…?』
誰かに触られた感覚がして後ろを振り返る。
元貴『っ…!』
後ろにはニヤニヤと笑っているおじさんが立っていた。
??『可愛いねぇ…w』
そう言っておじさんはズボンの上から僕のアソコを触る。
元貴『ひっ…泣』
こないだ痴漢にあった時の記憶が蘇って怖くなり、涙が出てくる。
??『泣き顔そそるわぁ…w』
当然泣いたって誰も助けてはくれない。
滉斗だって当然助けを呼べる距離じゃない。
もちろんおじさんの僕のアソコを触る手は止まらない。むしろ激しくなっている。
??『君可愛いね…♡』
元貴『んっ…やっ…泣』
滉斗以外の人に触られているのに、
感じてしまうのは、
僕が感じやすい体質なのもそうだし、
何よりおじさんが上手いからだろう。
??『可愛いねぇ…
もっと可愛い声聞かせてよ…♡』
そうおじさんは僕の耳元で囁く。
元貴『うぁっ…泣』
急に耳元で囁かれて驚いてしまい簡単にイってしまった。
??『こんなんでイっちゃうの?♡』
??『感度高いね…♡』
元貴『ぅっ…///泣』
僕のズボンがどんどん濡れていく。
嫌なのに、助けて欲しいのに、
何されるか分からないから助けを呼べない。
周りにはおじさんがたくさんいるし、
当然僕より年上だ。
目上だからと言って何かされるかもしれない。
そう考えてしまい、助けを呼ぶことができなかった。
??『ちょっとおいで…♡』
そう言っておじさんは僕の腕を掴む。
さすがに、もう限界だ。
滉斗以外に触られて、イっちゃうなんて、
僕も嫌だし、何より滉斗が悲しむに違いない。
滉斗が悲しむくらいなら…
元貴『…て…さいっ…』
僕は勇気を振り絞っておじさんに声を掛けた。
??『あ”ぁ?』
おじさんの怒っている声に周りの視線が集まる。
元貴『やめてっ…ください…!』
お願い…
滉斗気づいて…
滉斗『元貴…?』
??『お前何迷惑な事しといてやめてっつってんだよ!!!』
元貴『っ…泣』
おじさんの大声に驚いて、怖くて涙が出る。
迷惑な事ってなんだよ…
触ってきたのそっちじゃん…
滉斗『すみません、通してください』
元貴『迷惑な事ってなんですか…』
怖くて声が震える。
??『あ”?自分でも分んねぇの!』
おじさんが怒鳴っておじさんの顔を僕の顔に近づけてくる。
何されるか怖くて直視出来なかった。
??『泣いたら許されるとでも思ってんの!』
引き続き怒鳴るおじさんの声と、
周りからの冷えた目線が怖い。
怖くて仕方がない。
怖くて、何も言えなかった。
??『なんか言えよ!!』
元貴『ぁ…っ…泣』
何か言わないとと思って声を出そうとするけれど、思うように出ない。
誰か…助けて…泣
おじさんが僕に手をあげようとした瞬間、
滉斗『やめろよ』
誰かの低い声が車内に響き渡った。
??『あ”?』
滉斗『やめろっつってんだろ』
元貴『っ…!泣』
滉斗のこんなにも低くて怒っている声は聞いたことがなかった。
??『お前入ってくんじゃねぇよ!』
そう言っておじさんが滉斗に殴りかかる。
元貴『ぁっ…泣』
骨が折れるような音が車内に響く。
??『う”がっ…』
滉斗『お前次の駅で降りろよ』
??『クソがっ…』
滉斗『あ?』
??『っ…』
あんなに怒鳴っていたおじさんが黙り込んだ。
滉斗『すみませんこの人お願いします』
滉斗は同じ車内に乗っていた人に声をかける。
元貴『滉斗…』
僕の声に気づいた滉斗は言葉より先に
僕を抱きしめてくれた。
滉斗『ごめん、元貴、』
滉斗の声が震えている。
滉斗も怖かったのではないだろうか。
そりゃそうだ。
知らない目上の人に怒鳴られて暴力を振るわれそうになったら誰でも怖いだろう。
元貴『僕は大丈夫、』
滉斗『嘘だ、』
やっぱり、優しいなぁ…
滉斗『大丈夫じゃないでしょ、?』
元貴『っ…怖かった…泣』
滉斗と話せて安心したのか涙が止まらない。
元貴『ごめっ…泣』
滉斗『大丈夫、ごめんね、』
今にも泣きそうな滉斗の声が辛い。
滉斗『何されたか言って、』
元貴『っ…ぇっと…泣』
なんて伝えれば良いのか分からなくて、
全部話した。
知らないおじさんに触られてイっちゃったこと、怒鳴られて怖かったこと、
何もしていないのに怒鳴られたこと、
それと、
滉斗が助けに来てくれて嬉しかったこと。
滉斗『…何か言うことあるでしょ、』
元貴『帰ったら…消毒、して、?』
待っていた言葉と違うのか滉斗の顔が赤くなる。
滉斗『お仕置きだから…///』
滉斗の言うお仕置きはやばい。
でも、
ちょっと楽しみ…かも、?
コメント
4件
キャーーーー!最高だ!続きが楽しみ!