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東日本と西日本の戦争Episode2

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東日本と西日本の戦争Episode2

第16話 - Episode14 覚悟に隠された想い

34

2025年04月10日

#都道府県

#戦争

#都道府県擬人化

#リョナ

#少し重め

うーれみ

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34

うーれみ

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三重「少し休憩できた。よし、残りの体力でまだ残ってるやつを…」

ﾄｺﾄｺ

長野「ここにいたのか三重。」

三重「ﾂｯ長野…。ここに長野がいるということは岐阜は……」

長野「その通り。神がどちらの味方をするかは分からないが、ここで殺り合おうじゃないか」

東京〈おい、静岡何をしている。

お前がここで負けるなど東日本の恥だ。

とっとと愛知、そして西日本を殺ってしまえ。〉

静岡「ぁ、、東京さん…。お願いします。許してください…」

東京〈なら早く殺れ。〉

静岡「…………ハイ」

ﾊﾟﾁ

愛知「！？この瞳、うちがさっき見た時のと同じ…！やっぱり瞳が赤くなってる」

静岡 「貴方様の思うままに」

…ｼｭｯ

愛知 (や、やっぱり誰かに洗脳されてるんだ！貴方様、誰なのかしら)

グサッ

愛知「ｱｳﾞｯ､､ｹﾞﾎｯ」

(やばい、みぞおちを刺された……さっきの静岡とは比べ物にならない…いや、これは静岡じゃないのかもしれない…。)

･･･

三重「っ！！」

ﾊﾞｺﾞｰﾝ

静岡が愛知の腹部を蹴る。

愛知「ｸﾞﾊｧｯ」

(急所を刺されて立てない…立ててもフラフラする…。攻撃することが難しい。)

三重「愛知！！！」

長野「……」

真っ赤な血が愛知の体に沿って垂れる

静岡「これで終わりだ…。」

静岡は銃を取り出し愛知に銃口を向ける

愛知「…強すぎる」

（もしここで能力を使ったとしても勝てなかったと思う。）

（もうこれは無理だ…こんな様じゃどうにもなんないし。ごめん、みんな…もううち限界だ(泣)…約束守れなくてごめんね…役たたずでごめんね…他の西日本の子達もごめんね…こんなうちだったけど仲良くしてくれてありがとう)

「…楽しかったよﾆｺ」

静岡「何か言い残すことは？」

愛知「みんな…大好き。」

ウチはこうつぶやき目を閉じた

ﾊﾞﾝﾊﾞｧｰﾝ

愛知（……あれ、痛くな、い…？)

ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

愛知「！？」

目を開けるとそこには額から血を流した長野が立っていた。

静岡「長野…お前、」

愛知「！？なんで……！」

長野「もう、手間かけさせないでよ(笑)」

三重「今全力で走っていったのって、まさか愛知を助けるために……？」

長野「愛知、ちょっと話を聞いてくれるかな？」

愛知「長野！(泣)ねぇ、なんでうちを、」

長野「頼むから聞いてくれ」

愛知「……わかった」

長野「僕が岐阜を倒した時、倒れた岐阜がこう言ったんだ。」

『愛知の所にいかなきゃ』って…」

長野は息を荒げながら言っていた。

愛知「長野……」

長野「僕、岐阜が愛知のことを仲間として好きな事知ってて、敵だし助ける必要はないのだけれど、でもなんかほっとけなくて…(笑)」

愛知「無理して笑わないでよ！ｺﾞﾎｯ」

長野「今回はこんな形になっちゃったけど僕も本当は岐阜が大好きだから、何かためになりたくて。しかも僕は最初から致命傷を食らってたしそれなら…」

愛知

ﾌﾞﾜｯ

長野の言葉に私は涙を流さずにはいられなかった

長野「でもこれでもう僕は責務を果たした気がするんだ。だからもういいんだ。」

「2発食らって、今もだんだん聞こえなくなくなってきてるし…」

「最後に愛知を守れて良かった！( ^ ^ )」

愛知（あぁ、その笑顔でこっちを見ないでよ…泣）

長野「岐阜をよろしく…ﾀﾉﾑｮ…」

ﾊﾞﾀﾝ

愛知「！！」

「長野ーーー泣！！」