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はぁ、はぁッ、はぁ…ッ!

息を切らしながら急いで走る私

「…マリス様は何処ですか…?」

辺りを見渡しながら、足を止める事はなく

逆に速度を上げていく、私は曲がり道に差し掛かる_


ふん、ふん、ふふ~ん

軽快な鼻歌に合わせ自転車を漕いで行く

「…楽しみだなぁ~ッ!」

わくわく、という音がしそうな声を出し

更に速度を上げる、私は曲がり道に差し掛かる


刹那、盛大な衝突音に合わせ、

一人の本気で驚いた声と一人の楽しそうな声、

二つの叫び声が響いた


「いっ…たたた、ありゃ、死ねなかったかぁ」

イテテ、と頭をさすりながら、悲しそうな顔をする

彼女は未来を予知していた、わかっていたからこそ、ぶつかったのだ

更に加速し、死ねる様に

「ッ…痛…って、マリス様!」

「…あぁ、ミゼちゃん、おはよ」

きゃはは、と笑いながらすくっ、と立ち上がり自転車でまた駆けようとする

「ちょ、普通に轢き逃げですし…仕事はどうしました、!」

「んぁ?怠いからやめでよろ」

「絶対嫌です」

「即答やめてよ、ねぇ…」

涙混じりの声を出そうとするがその声には笑いしか含まれていなかった

「…あの、マッドが待ってるんですけど」

「んーぁ、マドちゃん…?」

怒るだろうなぁ…と思い

「わかった、帰るよミゼちゃん…」

「あの、いい加減ミゼちゃん呼びやめて下さい…私はミゼルです…!」

「…ん、細かい事気にしないのミゼちゃん!ハゲるよ?」

にゃは、なんて冗談混じりで突っ込むと

「う…うるさいです、!さっさと帰りますよ‼︎」

「ありゃ…本気にされちった」

まぁこんな事もあるよなぁ〜なんて思われながら引っ張られる…いや、引きずられてる、の方が正しいかもしれない

そんなことをふわぁって考えながら眩しい程の光に目を細めながら

「平和だなぁ…」

なんて呟くと

「…表面上は、ですよ」

なんて言う、ボソッとした呟きが返ってきた

「…そだねぇ、確かに、でも…私は表面上でも、綺麗に見せてくれる世界が好きだよ」

「変な…人ですね、やはり」

「…よく言われる」

んふ、と微笑を浮かべながら、眩しい程の光を直視する

「…目を痛めますよ」

「再生するからいーの」

「…そう言う問題ですかね…」

「そーゆー問題っ!」

「…そうですか…?ほら着きましたよ」

「う、わっ!」

そう言うと同時にミゼちゃんは手を離し、体重を預けまくっていた私は派手に転ぶ

「いったた…ミゼちゃん急に離さないでよ!」

「…どうせ回復します」

「そーゆー問題じゃないって言ってたのに‼︎」

「…それとこれとは話が違います」

「そうかなぁ…?」

「あんた等、元気だね」

「あ、マッド…そうですか?」

「そうだよ〜、あははっ、!患者さんかんかんに怒ってるで〜?」

「ま…まじ?マドちゃん…どしよ…」

「嘘だよ?」

「マドちゃん酷い!」

なんて談笑を浮かべながら、私たちの家兼店に入るのだった_


マリス

能力 超再生、未来予知

呪い_不老

女子


ミゼル

能力 ???

呪い ???

女子


マッド

能力 ???

呪い ???

女子

予知する少女は今日も死を待つ

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