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久しぶりだね
ノベル書けるようになった
悲しい話
通報しないで
すたーと
嗚呼、また朝が来てしまった
正直起きたくなかった。
でも、また冷たい水をかけられるのは嫌だ。
足を引きずりながら歩く。
身支度をし、顔を洗う。
自分の姿を鏡で見ると、相変わらず醜い顔をしていた。
朝御飯は…食べなくていいか。
「…いってきます」
職場へ着いた。
『きたか◯◯。今日も『期待しているぞ』』
上司がいつものように言ってくる。
「…自分はなにもできないくせにボソッ」
『何か言ったか?』
「いえ…何でも…」
大量に積み重なっている書類。
普通の人なら気絶する量だ。
でももう慣れた。
書類を片付けていると、私の後輩がやって来た。
『相変わらずすごいですね!』
彼に悪意は無いのだろう。
でも、その言葉は私の心に深く刺さった。
私に期待なんかしないで。
『…?◯◯さん、大丈夫ですか?』
「うん…大丈夫…だよ」
『そうですか!僕も早く◯◯さんみたいな 『完璧』な人になりたいです!』
家に帰ってきた。
ふと、私は何のために生きているのだろうと考えた。
『期待』
それが私の体に絡み付いて離れない。
もう…
目の前にあるのは、川。
私は今から入水する。
『期待』と言う呪縛から解放される。
「…ありがとう。そして……」
さようなら。
『午後1時30分ごろ、◯◯さんの遺体が、川の中から発見されました。』