jkside
あれからどれくらい経ったのか分からない
僕は今、真っ暗なリビングに後ろ手に縛られて転がされているようだ
今までに多分2回ほど目覚めたけれど、その度に身動きしてしまい、
それに気づいた見張りによって薬を嗅がされ
強制的に眠っていた
そして今、運良く目覚めたことに気づかれなかった、
ぼーっとした意識のまま静かに周りを伺う
見張りは大柄の男が2人。
ヒョンの銃の隠し場所はいくつかあって、
今僕の手にぎりぎり届かない場所の床下にひとつ。
見張りの足元の床にもひとつ、そこならスタンガンまで入っているはずだった
動く事さえできれば、武器は手に入るのを確信する
🐣「ウッ、、、ンッ、、、ク、、、アアッ、、、」
🐰「ッ、、、!」
寝室の方向からは、女の何かを話す声と、多分ヒョンの声だと思われる、
聞いたことないほどに辛そうな喘ぎ声が響いてきていた
今すぐ助けに行きたかったけれど、薬が抜けるまでは待たないとまともに動けないため、じっと耐える
🐣「アアッ、、ゃ、、クッ、、、、」
絶え間ないヒョンの卑猥な声が、かすれて弱々しいのがわかる
大好きな、大事な人が、無理やり弄ばれている
思わず涙がこぼれた
ヒョン、今度は僕が助けるよ
上手くやってみせるから。
もう少しだけ耐えてね
僕は怒りでどうにかなりそうだった
後ろ手だけで縛られたロープも、ヒョンに解き方を教わっている
奴らには弱っちいように見えたかもしれないけれど、
僕はこの界隈のキングの、ジミニヒョンの教えを受けた、たった1人のパートナーだ。
僕のことを舐めてかかっているこの3人に、負ける気はしていなかった
頭を回転させてどう動くか考えていた時、
ピタッとヒョンの声が途切れた
待ってよ、、ヒョン、、
もう少しだけ、、
急がなければヒョンが力尽きてしまう
焦りで心臓がドクドクと脈打つ
女が暗いリビングに戻ってきた
🙎♀️「その子は?起きた?」
🙎♂️「いえ、薬を吸わせたのでまだ眠っています」
🙎♀️「そう、そろそろ起きてもらわなきゃねㅎ
もうジミンは使い物にならなそうだからㅎ」
🐰「(ヒョン、、、)」
🙎♀️「少し出る用があるんだけど、」
🙎♀️「両方意識ないなら、一人で十分でしょう、どっちか着いてきなさい」
チャンスだ、と直感した
この女は、今、やってはいけない最大のミスを犯した
それに気づかないまま、2人が家を出ていく音がする
素早く静かに後ろ手にロープを解く
見張りの男が、自分に近づいてきて、ロープが解けているのを気づいたか気づいていないかのその刹那
僕ははね起きて、男を殴り付け、床下をこじ開け、銃とスタンガンを手に取る
ヒョンを助けるための反撃を開始した
コメント
9件
頑張れじょんぐぅ.ᐟ.ᐟ じみなを助けるのだーー!
いけーーーー!!! 🐥ちゃんを助けるんだ!!。
行け!頑張れグク🔥