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※このお話は、長編モノの途中になります。
※第一話の注意事項を熟読したうえ、内容に了承いただけた方のみ、先にお進みください。
※途中、気分が悪くなった方は、即座にブラウザバックなさることをオススメします。
【注意】
年齢捏造
※grem→大学生(20くらい)。zm→10歳くらい。tnrbr→10代後半かそれ以上。
わんくっしょん
大股開きでソファに座り込んだグルッペンの前に、興奮した様子のエーミールがしゃがみこみ、熱をもち硬直したグルッペンのモノを扱き、時折口に含むを繰り返す。
「なぁグルさん、知っとるか?A国大統領ってな、ホワイトハウス実習生にチンポ舐めてもらうらしいで?」
「まぁた古いネタ引っ張り出してきやがってw だいたい…」
「ああ、すまない。キミは大統領の座もチンポ舐める業務も、どうでもええもんな」
「俺のはエミさんが舐めときゃええねん。せやろ?」
「できれば他のヤツに任せたいね」
「キミが一番いいんだがッ、な、エーミール……」
「もっとエエ女おるって。どうする?このままイクか?」
「そうだな……ッ。一旦、出す、か…ッ」
「後始末がめんどい。口の中に出してくれ」
そう言うとエーミールはグルッペンのモノを深く咥え、握っていた右手を激しく動かした。
「ホンマに…、キミはッ、合理的が過ぎる…ッ…」
エーミールの口の中で、グルッペンのモノがビクビクと波打つ。エーミールの口腔内が、生ぬるい液体で満たされそうになると、のど仏が動き口の中の液体を嚥下する。
「ふ、ぅ…ぉ、ッ…」
グルッペンの中に残る残滓を吸い取るように強く吸うと、エーミールはようやく萎んだグルッペンのモノを口から出した。
「口、濯いでくる」
「まあ待て。先にエミさんの口の中、見してみ?」
立ち上がろうとするエーミールの肩を強く押さえ、グルッペンはエーミールの口を親指でこじ開けた。エーミールの口の中にこびりつく白濁した残滓が、艶かしさを際立たせている。
「…相変わらず悪趣味やな」
エーミールが嗤う。
「これがええねん。エーミールにツバつけたった感あって」
「そういうんが、悪趣味言うんや」
「こんなかに、八雲教授は入っておらんよな?」
「せやな。あの人はそういう意味では、俺に興味はない……ッ」
そこまで言うとエーミールは何かを思い出して、表情が固まった。
「どした?エミさん」
「……いっぺんだけ…襲われそうなったん思い出した…」
「は?」
「ゆかりさん、に……」
「ゆかりさんて、おま…」
ゆかりの名前が出た瞬間、二人の間に微妙というか憐憫というか同情的というか、何とも言い難い空気が流れた。
「いや、さすがの俺も、ゆかりさんだけはマジあかん…。ほぼ母親やん、あの人」
「まあ…。そら、そうなるわなぁ…。で、未遂か?」
「当たり前やろ。…あかん。何か、メッチャ萎えた…。すまん、グルさん」
「お、おう。俺も何か…悪かった…」
二人の間に、メッチャ微妙な空気が流れた。
「…気分転換に、メシでも行こか」
「せやな。……口、濯いでくる」
「あ、はい…」
何とも微妙な気持ちになり、高揚とした気持ちから一気に現実に叩き落とされた二人は、粛々とズボンをはき直し、口を濯いだ。
あまり遠くには行きたくないというグルッペンの意向で、ホテル内のステーキハウスに来たグルッペンとエーミール。
「ラーメンがよかったねんけどな」
「……一応ね、デートの一環のなんやけどね。これ」
「尋問やろが」
「何のや。ったく。ホンマは向かいのフレンチ行きたかったけど、エミさんが肉がいい言うからコッチしたのに…。つか、無理くり出した質問は、めっちゃアッサリ答えとったやん。隠してもろた方が、まだ尋問言えるわ」
一気に捲し立てるグルッペンに対し、エーミールは澄ました顔でステーキにナイフを入れている。
「食ったら帰ってええか?」
「話、聞いてる?」
黙々とステーキを食らうエーミールを前に、グルッペンは肘をついて大きなため息をついた。
「エミさんのこと特定した後で、あのトラップが命に関わる聞いた時、俺がどんだけ身が潰される思いしたかわかるか?あそこでエミさんに会うまで、生きた心地せぇへんかったぞ」
「そら悪かったな」
「……反省の様子がない」
若干苛ついた様子を見せながら、グルッペンもステーキを口に運ぶ。
「ともあれ、今日は帰す気ないからな」
「……定期診察一月後やから、次までに痕が残らへんよう頼む」
「それはエミさん次第やな」
グルッペンはニヤリと笑い、フォークとナイフを皿の上に置いた。
グルッペンの仕草に、エーミールは面倒臭そうなため息を吐くと、まだ食べかけであるにも関わらず、フォークとナイフを置く。
「…せめてワインくらい飲ませぇ」
「いいとも。ならば、これからの素晴らしき夜に、乾杯といこう」
グルッペンから差し出されたワイングラスを苦々しく見つめ、エーミールは少しの間逡巡すると、グルッペンと杯を合わせた。
部屋に戻り、ドアを閉めるとほぼ同時に、グルッペンはエーミールを抱き寄せて深くキスをした。
「…ッ!何がっついとんねん…ッ」
「ずっと我慢しとったんやぞ、エミさんのこと」
「だからさっき、抜いたったやろがッ」
「あんなんで満足できるか」
「クソが……ッ」
部屋数の少ない階層とはいえ、部屋と外界との狭間でコトに及ばれるのは、路地裏での事を思い出してしまい、ゾワゾワする。
そう言えばあの子は、無事にねぐらに帰れたのだろうか。
あんな姿を年端もいかないあの子に見られたかと思うと、申し訳ないやら情けないやらな複数な気持ちになる。
「集中しろ、エーミール」
「……ぅ、あッ!」
別れの言葉も交わさず消えてしまった少年にぼんやりと想いを馳せていると、こっちを見ろとばかりにグルッペンが服の下に手を潜り込ませ、両の乳首を強くつまみ上げた。エーミールはたまらず声を上げ、身体を捩った。
「誰のコトを考えていた?」
「キミには…ッ、関係、ないッ!」
「今、そんな口を聞くか?」
グルッペンはエーミールの股の間に太股を入れ、強く揺さぶった。
「あッ!あぅ…ッ!ん!んぐ、ぅ…ッ!」
声が溢れる。
こんなところで…ッ!
エーミールは手で口を覆い、漏れ出る喘ぎ声を一生懸命抑えた。
「いかんなぁ、エミさん。それでまた怪我されたら、また俺が怒られるやんか」
首を振り回し必死で抵抗するエーミールの腕を掴み、ドアに押さえつける。
「…昨日は一人じゃなかったんやろ?誰とおった?」
「だから…ッ!キミに関係な…ッ、ンんッ!!」
隆起し固さを持った乳首に歯を立てられ、エーミールは身悶えた。
「鉄板焼き屋の婆さんまで探り入れてるんだよ、こっちは。『体格のいい大男』とまでは聞いてるが、それ以上の事を聞きたいんだ」
「……!『仕事』の事に首を突っ込むなと、言ったはずだ!」
エーミールは、お好み焼き屋の婆さんに感謝した。おそらくは昨夜泊まったホテルでも、うまいこと連れ添った少年の存在はぼかしてくれたらしい。
グルッペンがどこまで情報を掴んでいるか把握できなかった以上、迂闊な事は言えなかった。
どうしてグルッペンともあろうものが、いとも簡単に手札を出したのかは知る由もないが、それだけ彼が焦っているというのはわかる。
だが、グルッペンが出した情報の真偽はともかく、『少年』の存在が出てこなかったのは、エーミールにとって僥倖だった。
咄嗟に出した『仕事』というワードにより、エーミールを嬲るグルッペンの手が止まる。
正解だ。
彼はまだ、『少年』の存在に辿り着いていない。
そこに確証が得られれば、充分だ。
「『仕事』…なんだな?」
「……ああ。それ以上は、言えない」
「わかった。ならば、仕方ないな」
エーミールの『仕事』を知るグルッペンだからこそ、使えるハッタリ。
「すまないな。単なる嫉妬だ。それ以上の意味はない」
「嫉妬でここまでするかね……」
解放されたエーミールは、ずるずるとその場に崩れ落ちた。
「件のハッカーとの関係は?」
「完全に別件だ」
「いいだろう。だが、キミが他の男と一晩を共に過ごしたのは、事実だ」
眼鏡の奥で、グルッペンの眼が怪しく光る。エーミールは、諦観の籠った大きなため息を吐いた。
「……わかった。好きにせぇ」
「端から素直にしとけばええねん。そしたらもう少しは、優しくできるのに」
そう言うと、グルッペンはエーミールの前髪を鷲掴みにし、部屋の中へと引っ張った。
「…ッ!離…、せッ!ちゃんとッ、歩く…ッ!」
痛みに顔をしかめ、引き摺られるがままにおぼつかない足取りで歩くエーミールに構わず、グルッペンは彼を引き摺り主寝室へと足を運んだ。
【SCENE 5 に続く】