ルカーン　「エヌオー様！エヌオー様！何処ですか！？」

霊夢　　　「ルカーン！この雨の中よ！貴方が体調を崩しちゃうわ！」

あれから私達は博麗霊夢達に協力している。

だが突然とエヌオーが姿を消した。

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ルカーン　「エヌオー様！」

エヌオー　「ガ…？ア…？」

ルカーン　「エヌオー…様…？」

美鈴　　　「…！離れてください！」

「ガァアアアアウ！」

ｼｭﾝ!

美鈴　　　「大丈夫ですか！？」

ルカーン　「わ、悪い！」

霊夢　　　「エヌオーどうしたの！？」

レミフラ　「マズイ！洗脳されてる！」

私　　　　「何をやっているんだアイツは…」

魔理沙　　「力が制御出来てないぞ！今すぐに止めろ！」

エヌオー　「ガァアアアアウ…ガァアアアアア！」

魔理沙　　「ヤベェ！大技放ってる来るぞ！避けろ！」

ﾄﾞｺﾞｰﾝ!

霊夢　　　「ゲホゲホ！みんな大丈夫！？」

美鈴　　　「な、何とか…」

レミフラ　「一度作戦を考えよう！その後だ！」

紅魔館

アイツは私の道具だ。

存在価値もない。

それなのに私に優しくしてくる。

エヌオー　「アデル！これからもよろしくな！」

何故だ。何で…私に…私なんかに…

美鈴　　　「アデルさん！作戦が決まりました！今から実行します！」

霊夢　　　「エヌオー！今からアンタを止めるわ！」

エヌオー　「ガ…ク…ル…」

レミフラ　「ん？」

エヌオー　「クル…シイ…！タス…ケテ…！」

ルカーン　「エヌオー様！今助けますからね！」

数時間後

あれから戦い続けているが、一向に勝てる気配がしない。

エヌオーは私に特に敵意を向けてくる。

そして私は狙われる。

「アデル様！」

私　　　　「…何だ…？」

エヌオー　「…アデ…ル…ニゲ…テ…！オネ…ガイ…！」

私　　　　「何で…だよ…何で…優しく…するんだよ…！」

ずっとそうだった。

お前は私がアイツらから嫌われても、

お前は私の前で笑顔を見せる。

エヌオー　「アデル、もし一人が怖かったら、私に言ってね。私はお前の味方だから」

私は本当は一人が嫌いだ。

孤独になりたくない。

誰かに愛して欲しい心が何故か宿ってしまった。

だから…エヌオーに…謝りたかった。

「ごめん」と言いたかった。

でも言えない。

私は悪だから。

そんな事言ったら馬鹿にされる。

でも…

エヌオー　「ずっと友達だからな！」

優しすぎて自分を犠牲にするくらいのお前が…

私　　　　「エヌオー…今まで…ずっと…苦しませて…ずっと…謝りたかった…

ごめん…ごめんね…エヌオー…私…馬鹿だよな…でもお願い…一緒に帰ろう…？

また傍に居てくれ…お前が居ないと耐えられない…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

霊夢視点

アデルがポロポロと涙を流す。

私は言葉が出なかった。

アデルは人前で泣いたことがないから。

アデルはエヌオーが大好きだったんだろう。

きっと大切な友達だから。

エヌオー　「アデル…何で…泣いてるの…？」

アデル　　「えっ…？」

エヌオー　「そっか…私の為に…泣いてくれたんだ…ありがとう。アデルは優しいね」

レミフラ　「戻った…のか…？」

アデル　　「優しくなんかない…エヌオーが大好きだから…おかえり…！」

エヌオー　「ただいま！」

あれからアデルは少しだけ優しくなった。

きっとエヌオーの優しさが届いたんだね。

ありがとう、二人とも。