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「なんで…また…死んだ」(ニュースを見て)
「また…なんで」
「私の追っていく人は死ぬの…。」
(そこには先週まで追っていた芸能人の名前が乗っていた。昨晩亡くなったと。)
「…意味わっかんないし」
「…ゆーり?また悩んでんの?」
「…七瀬…またさ…死んじゃったんだよ。私の追ってた人。」
「…また?…また偶然だよ。忘れよう?」
「…2回も起きて偶然じゃ済ませられないよ!!」
「…そうだよね」
「…七瀬。私呪わてんのかな。」
「お祓いとか行った方がいいかな」
「…いや。でもゆーりが追ってた2人は人為的に殺された…呪いとかじゃない。誰かが意図的に殺してるのかもしれない」
「阻止出来ないのかな。…死ぬなんて許せない」
「そう来なくっちゃね。私も強力するよ。」
「…ありがと…七瀬」
「次取材する人…アイドルらしくてさ…」
「そーなんだ」
「…そー。恋人が居るらしくて。」
「なるほどねー。」
「…行くよ。ゆーり。」
「え…もう行くの?」
「他に取られちゃうかも。」
「…そろそろ出てくるかも。」
「…」
「あ…あの人だ。」
「女性と歩いてる…」
「…相手の顔も映るように」
(カメラを向け)
「…女優の蓮田さん?」
「…共演歴がある…多分そこからだと思う。」
「…写真撮れたよね。じゃあ戻ろっか」
「…うん。」
(3日後)
「アイドルの宇都宮さんと女優の蓮田さんが宇都宮さんの自宅で亡くなっていることが分かりました。」
「…は?」
「…やっと…原稿終わったのに」
「…意味わかんないし…」
「…ゆーり。…また…」
「…七瀬。…3日前…追ってた人だよね」
「…もう偶然じゃないよ。」
「…」
(コソコソ話し声が聞こえる。「殺人鬼」や「疫病神」)
「…ゆーり。場所変えよう…。」
「…離れて。…七瀬まで悪く言われるのはいやだし」
「ゆーり。」
「七瀬っ!!」
「……」
「…分かった」
「…」
(荷物をまとめ出版社を出ていく)
(夜。出歩いていると)
「…あ…あなたが…殺人鬼…小鳥…幽李」
(包丁を持ちながらプルプル手が震えている)
「…佐藤…さん…」
「…だって…あたしまで殺されるなんて…嫌だっ!!」
「…佐藤さん…落ち着いて…私は」
「そうやって…あたし殺すんでしょ!?」
「うっうわぁぁっ!!」
(包丁を構えたままは走って向かってくる)
(七瀬がやってくる)
「ゆーり!!」
(真っ向から腹を刺される)
「…ゆーり…?!」
「…き…救急車…」
(七瀬がゆーりのところに向かう)
「…あ…あ…あたし…」
「…ゆーり…あ…あと10分で…来るから…救急車…」
「…死なないでよ」
「…な…七瀬…」
(いつも幽李が着けていたネックレスを七瀬にかける)
「…死んだらさ……ずーっとつけてよ」
「…この前…買ったんだよね…」
「…そんな話…今どうだっていいの!!」
(幽李が震える手でメモ帳を七瀬に押し付ける)
「…鍵になるかもしれないし…」
「…うん」
「…有花…顔…涙でぐっちゃぐちゃ」
「…だって…ゆーりが…ゆーりが…!!」
「…」
(七瀬に倒れ込む)
「…ゆーり?…ゆーり…!!!」
「…幽李…」
(遠くでサイレンが鳴ってる。あと少しで救急車が来るみたい…良かった。)
(意識を失う)
「幽李ぃぃぃっ!!!」
コメント
1件
つくもがみさん、第1話読みました! 「追った人が死ぬ」という不気味な設定から一気に引き込まれました。幽李の困惑と恐怖、そして七瀬との友情がすごく丁寧に描かれていて、最後の刺される展開には息を呑みました…。ネックレスを託すシーン、切なすぎます。 「殺人鬼」と罵られる幽李の孤独が痛いほど伝わってきて、続きが気になって仕方ないです。このメモ帳が鍵になるんでしょうか…?