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ママ「アンタ、今日から私の親戚の叔父さんに預かって貰うことになったから。」


香月「…え?」


ママ「紫苑なら大丈夫!私を楽にして?」


香月「…うん…」



叔父「やぁ!君が紫苑ちゃんかな?たしかに可愛いし時期もいい…」


香月「おじちゃん…」


叔父「あぁ、ごめんごめん…とりあえずこれに着替えてくれる?」


香月「お…おじちゃん…これ…女の子のだ…」


バシィ!!!!!


香月「グウッ…」


叔父「紫苑ちゃん??君は女の子、なんだよ?なんなら、僕のために生まれてきた子なんだよ?わかってる?」


香月「え…?」


叔父「実は、君にはお兄さんがいたんだよ、

でも、男の子だったから、いらないって言ったらメキシコの女のところに行ったよ。」


香月「え…兄ちゃん…は…預かっ…」


叔父「でも、僕が大金をチラつかせたら君のお母さん、もう1人子供産んでさ‪‪‪w‪w‪wそれが君だよ?…僕、本当は女の子が良かったんだけど、お兄ちゃんと違って君、女の子っぽいからこの子でいい。ってお母さんに言ったんだよ?」


香月「…嘘だ…」


叔父「君は僕の玩具になるために生まれてきたんだよ?」


香月「…あ゙ぅ゙…」


叔父「じゃあ楽しもうか‪‪‪w‪w‪w」






叔父「君締まりいいし泣き顔そそるし最高‪‪‪w‪w‪w明日もよろしくね‪‪‪w‪w‪w」


香月「あ゙……ぁ゙ぅ゙…い゙…ぃだ…」









香月「…もう無理だ…ここから逃げなきゃ…」


叔父「あぁ、君の首輪。GPS入れてるから逃げられないよ。」


香月「…!」


ゴッ!


香月「ッ…ハッ…ハッ…」(過呼吸)


叔父「お゙…お゙ま゙え゙」


香月「あ゙…びっ…」


叔父「股開け!!!!!仕置が必要だ!!」


香月「…い…嫌だ!!い゙や゙だ゙…!!!」




ドゴオオオオオ!!


香月「…ぁ゙…」


???「おいおっさん。それは無いど。」


???「お嬢ちゃ…いや…坊主。大丈夫か?」



鳳崎「俺も男や。性欲はある。ただこれはないわ。おっさん。キモイどぉ…」


深瀬(…この感じ…未成年…!?てか香坂さんに似すぎてへんか?)


深瀬「坊主、お前は何歳や?どんくらいここにいる?」


香月「…17歳…来たのが…だいたい5年くらい前…だった…と思う…」


鳳崎「未成年にそんなことやらせとんか…見過ごせないわ。八極拳ドカァァァん!」


叔父「ぐえええええええ!!」


鳳崎「…その子…どうする??」


深瀬「とりあえず連れて帰りましょか…」


鳳崎「せやな…おい坊主、名前は?」


香月「ヒッ…」


鳳崎「え…なんで…?」


深瀬「いやそら急に来て叔父殺したんすよ?そらビビるでしょ…」


深瀬「とりあえず…名前を教えてくれるかな?…怖がらせてすまんな…」


香月「紫苑…」


鳳崎「あん?」


香月「…香月…紫苑…」







鳳崎「…てなわけやねん。香坂はん、あとは頼んます。」


香坂「イマイチ状況が呑み込めていないのですが…鳳崎さん。私は便利屋では無いのですが…それわかってます?」


鳳崎「いやまじでそれはすまんて…」


反町「…あの子さっき見てきたが随分と若いな。何歳だ?」


鳳崎「あー17とか言ってたかな?」


烏丸「もしもし警察ですか?」


鳳崎「ちょい!ちょい!それはさすがに酷すぎやろ!!!!!」


反町「烏丸。俺らはそもそも存在自体が法律違反だ。今警察に報告しても意味は無いだろう。下手したら誘拐で俺らが捕まるんだぞ」


鳳崎「ホッ…」


烏丸「はぁーい…」


香坂「それで…その男の子は?」


鳳崎「あぁ、それなら、」




深瀬「…」


香月「…」


深瀬(いや気まずぅぅーーー!?)


深瀬(俺にしがみついてくれるのは可愛い…可愛い…けど…愛おしいけど…!!!!!なんも話さずにいるのは気まずいって…もはやこれは母性なんか…?母性なんか!?)


鳳崎「おう深瀬!!!!!調子はどうや!?」


深瀬「…鳳崎さん…俺。オカンの素質あるかもっす。」


鳳崎「おう死ぬほど懐かれとんな…」


香月「…ぁ…鳳…崎…の兄ちゃん…」


鳳崎「…は?」


深瀬「鳳崎さん?」


鳳崎「深瀬。例えお前でも譲れん。この子のオカンは俺や。たった今母性が芽生えた」


深瀬「いやそれはめちゃくちゃでしょ。」




鳳崎「って感じでいい子にしてんで」


香坂「いや何母性感じてるんですか。」


反町「そうだぞ鳳崎。そもそも俺たちはマフィアだ。いつ死ぬかも分からないのになんで母性なんて感じてるんだ。(呆)」


香坂「児童養護施設に預けますか?」


反町「年齢的に入れる年月は限られるだろ?」


香坂「確かにそれもそうですね。」


烏丸「じゃあ俺らで育てるしか…」


香坂「小学生のテンション…」


タン「え?!弟できるの!?」


鳳崎「うおおおぉ!お前いつから居たん!?」


タン「んー?香坂兄ちゃんが母性感じてる鳳崎に突っ込んだところくらいかな?」


反町「いや結構前だな」


香坂「そんなコントしてる場合じゃないでしょう?そもそも、マフィアが子供を育てるだなんて…あっという間に敵対組織の人間に殺されますよ…」


鳳崎「でも見捨てるのは無理やァァァァァアァァァァァ!」


香坂「はぁ…とりあえずその子と話して来ま す…決めるのはそれからでいいでしょう。」

香坂「ちなみにその子の名前は?」


鳳崎「あー香月紫苑?とか言ってたで」


香坂「…」





情報屋「久しぶりだね。香坂の旦那。」


香坂「お久しぶりです。先日連絡した子供のこと。調べれましたか?」


情報屋「あぁ、バッチリさ」


情報屋「調べれば調べるだけ胸糞悪かったがな…あと、さっき調べてわかったんだが、その子供と香坂の旦那、血が繋がってるってさ」


香坂「…どうりで…」


情報屋「なんだ?なんか感づいてたのか?」


香坂「ひと目見た時、どこか懐かしいような、身に覚えがあったんです。」


香坂「少しのの可能性を秘めて来たら…ビンゴでした」


情報屋「さすが香坂の旦那。勘が鋭い…」


香坂「簡単なことです。」


情報屋「その子供も君と同じで可哀想な子でな…12くらいか?その時に実の母親が変態ジジイに売りつけたんだよ。」


情報屋「そこから5年くらいか。その男の欲望を満たす為だけの器になった。胸糞な話だぜ」


香坂「…」


情報屋「母親のことだろう?アイツなら薬をしまくって数年前に廃人になって死んだぜ。」


香坂「アイツのことなど母親と呼ぶのも忌々しいですが…死んだのならもういいでしょう…」


香坂「ありがとうございます。色々とわかりました。」


情報屋「おう!ありがとな!」







香坂「さて…やることが見つかりました…」





香坂「ただいま戻りました」


鳳崎「おお!香坂はん!!おかえりー!で?!どうなったんや?」


香坂「とりあえずその子供とお話をしなければ何も始まりません。とりあえずお話をしてみようかなと思います。」


鳳崎「俺も行くで!」


香坂「…お願いします(なんか大波乱になりそうですが…まぁおもろいしいいでしょう…)」







深瀬「あ、香坂さん、」


鳳崎「ちょ深瀬ぇぇえええ!!!!!そこ変わってぇな!!!!!羨ましすぎるがな!」


深瀬「いやそんなこと言われましても…」


香坂「こんにちは、香月紫苑くん。」


香月「こ…こんにちは…」


香坂「突然ですが、貴方はこれからどうしたいですか?」


深瀬(ド直球!!!!!)


香坂「私達について行く…という手もありますが、そうすると命の危険にさらされる。ついて行かないのならばここでおさらばです。まぁ、一応数年分の生活は保証できるかもですが、」


香月「に…」


香坂「に…?」


香月「兄さん…」


香坂「…どうしました?弟。」








深瀬「ぇぇえええ!?」


鳳崎「はぁぁ???!」


鳳&深「お兄ちゃん!?」


深瀬「いや確かに似てるなおもたけど!」


鳳崎「お前思とったなら言えや!!」


深瀬「いや逆になんで分からないんですのん?普通に似てるでしょ!」


鳳崎「いや似てるとは思ったけど!!!兄弟とか誰も思わんやん!?」


深瀬「いや思うでしょ普通は!」


香坂(アーダルイコトニナッタ)


深瀬「今絶対めんどいとか思いましたよね香坂さん。」


香坂「イヤーオモッテマセンヨ」


深瀬(絶対思ってる言い回しや…)


香月「お…私…は」


ガタガタ


香坂(トラウマを思い出したか…ガクガク震えている…)


香坂「ゆっくりで大丈夫ですよ。後、女の子になりきらなくてもいいんです。」


香月「え…だって…殴られ…」


香坂「もう女の子になりきることを強制する人間はいませんから。安心してくださいね。」


香月「…」


鳳崎「ぇぇぇぇ!?泣いとる!?大丈夫か!?」


香坂「鳳崎さん落ち着いて…」

反町「冷静になれ。鳳崎。この状況でどうやって恐怖心を抱くんだ。」

鳳崎「お、おう…すまん」

タン「でもまさか香坂兄ちゃんの弟なんてなぁ」

鳳崎「しゃーないから鳳崎家のあんころ餅持ってくるわー待っとってなー」

香坂「はい、魅力的なあんころ餅を食べたら紫苑も少しは落ち着くでしょう。」

香坂「大丈夫ですよ。紫苑、すぐに落ち着きます。少し深呼吸しましょう。紅茶を持ってきますね。少し休んでおいてくださいね。」

タン「俺も行くー!」




反町「…なんで俺がこいつと…」

香月「ご…ごめんなさい…」

反町「いや、謝らなくていい。少し寝るか?」

香月「え…」

反町「目元が赤い。死ぬほど泣いたんだろ。」

反町「ほら。水だ。泣いたあとは水を飲むといい。香坂が来るまで俺の膝の上で休むか?」

香月「あ…うん…」



香坂「反町くん。紅茶…あらあら…」

反町「あ、香坂さん。紫苑なら寝たぞ。」

香坂「そうですか、起きるまで少し待ちましょう。…にしても弟の寝顔とは、どうしてこんなに愛おしいんですかねぇ…」

反町「あぁ、表情が緩むな。」

香坂「こんな可愛い顔をぐちゃぐちゃにしてみたいですねぇ…(ボソッ)」

反町「香坂?」

香坂「あ、いえいえすみません💦独り言です。」

反町「…」

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