みんなが信じてくれるなら

注意

みどりくん贔屓です

誤字脱字があると思います

口調やキャラの設定があやふやになっているところがあると思います

期待するほどの内容ではないです

軍パロです！！

らだみど要素が少し入っているかもです…！

それでもよい方はどうぞ！

最終回です！

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rd視点

みどりを助ける前、俺はレウさんからの指示を聞き、A国の実験所に行っていた

「みどりー！！」

どれだけ叫んでも届いていないのか、聞こえているが叫べない状態なのかわからないが返事が聞こえてこなかった

できれば前者がいいな、と思いながら走って廊下を進んでいくと、微かに脅迫しているような強い口調の声が聞こえた

みどりが連れ去られた理由は情報のため

脅して情報を取ろうとしているのならみどりはそこにいるはず

走るスピードを上げてどんどん進んでいく

すると鉄格子があり、牢屋のような部屋をみつけ、覗いてみると、椅子に座らされているみどりの姿を確認できた

見えたくないものが見えてしまった

床に血溜まりができ、だらりとぶら下がっている左手はポタポタと血が垂れていて、

そして、

みどりに振りかぶるナイフを

脳が認識する前に体が動いた

みどりの口が開き、何かを喋ろうとしている

喋る元気もないのか唇の動きはあるが空気の音しかない

けど、俺にはたしかに届いた

「たすけて」

みどりのばか

「そう言わなくちゃ、わかんないでしょ？みどり」

後ろからみどりを怪我させた奴を殴り、気絶させる

いまここで剣とか使っちゃったら、俺もみどりも汚れちゃうからね

みどりと目が合う

スフェーン色の瞳が大きく見開かれる

綺麗だなぁ

今思うことではないけど、ほんとのこと

この言葉、ずっと言いたかったよ

「みどり、助けにきたよ」

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rd視点

R国に連れ帰って、医務室に運び、みんなに連絡をすると大慌てでみんながくる

この光景、みどりに見て欲しいなぁ

こんなに大事にしてるんだよ？

ふわふわの茶色い髪の毛を撫でていると、

「みっどぉの容態は！？ 」

ぜぇぜぇと息を切らせながら聞いてくるコンちゃん

「うーん…命が危険！っていう怪我はないんだけど、精神的にどうかなって感じ 」

「命に別状がなくてよかったけど、精神に関しては本人しかわからないからねぇ」

「情報のためになんかされてたんか？」

「うーん…多少脅されたりしてただろうね

目立つ怪我で俺が1番怒ってるのは指かな」

「指？ 」

「うん。情報のためかな？爪を剥がしてたっぽくて。みどり見つけたとき、床に血溜まりができてたし。」

ずっと頭に残っている

そのときは本当に相手を殺したかったし、なんならいまでもだけど

みんなもその思いは同じなようで、なにか決心したような顔をしている

「ちなみにきょーさん安心して。みどりに拷問してた相手はちゃーんと拷問室に縛っておいといたから！」

「お、らっだぁにしてはやるやん。あとでみんなで行こーぜ」

「もー。俺もするけど、後片付け大変なのやめてよ！？ 」

「まぁ任せてよ」

とりあえず、いまは一件落着かな？

ほんとに、生きててくれてよかった

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md視点

「ﾝｰ。ﾈﾑ」

ここは軍の医務室？

らだおくんが助けてくれたんだよね

それはずっっと覚えてるよ

あのときすっごい安心したし、もう頑張らなくていいんだなってなった

これは、みんなのこと呼んだ方がいいのかな？

どうやって呼ぼう。

というか右側なんか重い

「すー、すー」

らだおくんかw

多分らだおくんのことだから看病しててくれたんだなぁ

気持ちよさそうに寝てるとこ悪いけど、起こそ

「ﾗﾀﾞｵｸｰﾝ！ｵｷﾃｰ」

「なにー…ねむ………ってみどり！？！？」

「ｳﾝ ｿｳ  」

「起きたの！！？まって連絡いれないと！」

相変わらずうるさいけど、そんなとこもいまは安心

「みどりが起きたー！！！！！！」

インカムに向かって大きな声で叫んでいる

うるさいーーw

バタバタと足音が近づいてくる

やっぱこの暖かい感じの足音だよね

「「「起きた！！！？？」」」

「ｳﾝ！ｵｷﾀﾖ！ｵﾊﾖ 」

「ほんとにみどり遅い！！ちゃんと助けたのに！！」

「ｵﾎﾞｴﾃﾙﾖ  ｱﾘｶﾞﾄ 」

なんかあのみどりが？って声聞こえるけど幻聴かな？

「みっどぉがいないときみんなの落ち込みヤバかったんだよぉ？」

「ｿｳﾅﾉ？」

「はー。どりみーまだ気づいてないんか？ 」

「それはちょぉーっと鈍感すぎなーい？

」

「俺たちが助けに行ったのも、走って来たのも全部、全部」

「みどりが大好きだからだよ」

思いもしなかった言葉に涙が溢れる

いつもこんな涙脆くないのに、

「我慢しちゃった分、 いっぱい泣いて、いっぱい笑えばいいんだよ」

「ｺﾞﾒﾝ…ｺﾞﾒﾝﾈ…？…」

「何謝ってるのみどりくん！謝るとこじゃないでしょ！」

「どりみー？ここで言うんは感謝がいいんちゃうか？」

「ﾌﾌｯ…みんな、ありがと！！」

「「「「どういたしまして！！」」」」

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md視点

拝啓、昔の自分へ

非戦闘員だから

強くないから

勇気がないから

みんなとは違うから

なんて言い訳しないで、1歩踏み出して

みんなは優しいんだよ

お日様のような暖かさで、お月様のような安心感で。

俺はまだ自分に自信がないけれど

大好きなみんなが

「みどりはすごい」

「がんばってる」 って言ってくれるから、みんなが言うなら、信じることができるんだよ

苦しんでた自分

いままでありがとう

苦しかったし、しんどかったし、 辛かったけど、成長の糧にできたよ

みんなに言うのは恥ずかしいからここにかくね

みんなへ

助けにきてくれてありがとう

優しい言葉をかけてくれて、俺を俺より信じてくれて。怖い、不安、苦しいって言葉が全部なくなったよ

前も、今も、これからもずっと

大好き

前を向くことができた、いまの自分より

みんなが信じてくれるなら

俺は

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あとがき

やっと！！最終回です！！

みどりくんにとってみんなは道しるべです

なにもわからない暗闇の中照らしてくれる

絶対的信頼をおいています

なので、自分は信じきれなくても、大好きなみんなが自分を信じてくれるなら、少し信じてみようと思えるのです

最後の「みんなが信じてくれるなら」「俺は」

のあとは題名と繋がります

ちなみにスフェーンとは緑色の宝石で、石言葉は「永久不変」、 自分を信じるのは難しいけれど、仲間を信じてることはずっと変わらないっていう意味でスフェーン です！

みどりくんが連れ去られた日の夜はスパイですが、その前の暴力は一般兵です

その一般兵がどうなったのか書きたかったんですが書く場所がなかった…

なので！後日談で書こうと思います

ここまで読んでいただきありがとうございました！！