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脱衣所にはタオルの他に新品のパンツとTシャツが置いてあった。これを着ろという事だろう。この先が意味するもの、もうそれはひとつしか思い浮かばなかった。
断ったらどうなるだろうか。
断らなかったらどうなるだろうか。
何をどう考えても答えは出ないまま、熱いシャワーを浴びて、用意された服を着て、オーナーの待つリビングへ戻った。
🩷お!着替えわかった?
🧡はい、ありがとうございます。あの…
🩷まぁまぁ、ビールでも飲む?
🧡あ、はい、えと、ありがとうございます
缶ビールで喉を潤す。緊張もあり勢いよく飲んだ俺は、いつもより早めに酔っ払い始めた。
🧡オーナー、翔太くんズルいっすよぉ。あの顔ぉ
🩷にゃはは!顔は関係ないだろ?…それに
オーナーは急に黙るとじっと見つめて輪郭をなぞるように手を滑らせる。
🩷俺、康二の顔好きよ。
急な一言につい体が動かなくなる。そのまま顔が近付いて耳元でかわいいと囁く。
ぶわぁっと顔が赤くなったのが自分でもわかった。恥ずかしくてドキドキして目が合わせられない。
🩷何緊張してんの?……おいで?
🧡あっ……
ふっと微笑む男らしいのにどこか可愛い顔に見惚れてるうちに、あっという間に腕の中。
🩷嫌ならすぐ帰っていいから。
そう言うと、唇ぎりぎりにキスをされる。
優しいキスだった。だからこそ、余計に怖かった。今なら何を言われても頷いてしまいそうな自分がいた。
同時期に引き抜かれて、当時は認められた気がしてたのに、毎月毎月後ちょっとのところで追い抜けない翔太くんのことがずっと引っかかっていた。悔しい反面、毎日近くで見る翔太くんは綺麗で可愛くてカッコよくて、心のどこかで「あぁ、しょうがないかぁ」と言い聞かせていた。
今まで翔太くんは、オーナーにも特別扱いされてるような気がしていた。
だから今、ここでこうしてる事が、良くないことやと分かってるのに、嬉しかった。
結局、あの日は最後まではしなかった。
お互いに気持ちいいところまで。
俺は初めてのこともあったけど、オーナーは決して無理強いはしなかった。
その代わり、帰りしなに「この先も知りたくなったらまたおいで」と言った。
気づけば、“またおいで”の一言だけが、何度も頭の中で繰り返されていた。
蒼
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kaede🍁
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kaede🍁
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コメント
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今井さん、16話読みました… 「嫌なら帰っていいよ」って言いながら、優しくて怖いオーナーの距離の詰め方、すごくドキドキしました。翔太くんの存在がずっと引っかかってる康二くんの心情も切なくて。それなのに「またおいで」って言われて頭から離れなくなってるの、もう先が気になりすぎます🌙