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ホームシアターをいかにも荘厳に眺めながら、ユウイはレモンにチョコチッップを絞りかけ、部屋に掃除機をかけた。
「ちょっとは、落ち着きなよ。」
「待って❗たまごがひっくり返っちゃう。」
ユウイのそういうところ、僕はきらいじゃなかった。
だけど……
「いつにもまして、落ち着かないね。」
洗濯物に磨ぎ汁をどぼんどぼん、とかけている。
「どうしたの ❓ユウイ。」
「あのね。ドラマのストーリーが気になって。」
「落ち着かないのよう………」
「消す❓」
「やだよう。」
その日、ドラマのクライマックスはマーベラスでスパイラルな神々しいハーモニーを奏で続け。
ユウイはカレーとシチューにパンナコッタを放り込んだのだった。