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‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧赤嫌われ✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦

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2 - 第2話‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦俺の兄ちゃん‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦

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2022年02月09日

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side💜


俺の兄ちゃんは完璧だ。勉強も運動も。何でも、笑顔で応え、難なくこなす天才肌…だと思っていた。でも、兄は天才肌なんかじゃなかった。

俺は知ってる。

兄ちゃんは人よりも努力をしていることを。無理していることを

俺は知ってる

兄が1つの事に執着すると、とことん離れない性格なことを。

知っている。

知っているからこそ、今、兄ちゃんを助けられない。

救い、「頑張ってるよ」と声をかけて抱きしめてあげられない。

あんなクソみたいな母親のことなんて、聞かなくてもいいのに。

俺達に理想ばかりを押し付けて、自分は遊び呆けてる捨てられても文句は言えないであろう奴の事なんて。

兄ちゃんは優しすぎる。

あんな奴のために。

あんな奴の言葉なんか信じて。

学校をトップで卒業し、首席で高校に入り、生徒会長も務めているというなんとも漫画チックな有り得ないであろう事をなしている。

とても誇れる事なのに。

兄はそれに気づかない。

そのまま高校で「運命の出会いッ??」なんて言って可愛らしいお嬢さんがヒロインとして現れて、このダメダメな精神をどうにか正常な道へと導いてはくれないものだろうか。

兄の【本物】の笑顔を俺に見してくれはしないだろうか…






「ねぇッ?!…聞いてるの??」

今日も酒に溺れ、男にも溺れ、どちらにも捨てられている母が叫び散らかしている。

どうせ、八つ当たりだろ…

なんて考える。叫ばれている相手は…

やはり兄ちゃんだ

兄ちゃんは何もしていないのに。なんでこんな惨めな気持ちにさせるのか。

いっそ、殺ってしまおうか。

と、殺意を湧かせていると、それまで俯いて表情が読み取れなかった兄が、突然顔をあげた。

そんな兄の表情は、


鬼の形相。

向けられていない俺でもゾクゾクと、心が凍った。

俺でさえこんな感じだと言うのに…

向けられている相手なんて腰を抜かす以外有り得ない。母よりも身長が低い兄は、自然と上目遣いが多いが、上目遣いにも種類があるようで、今の兄は、決して敵に回していけない。そんな風に思わせる上目遣いだった。



今日は、波乱の予感がした…

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