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「はい、ここだよ。上がって?」
さっさとビデオを見せて帰ってもらう。これが今出来る最善策だ。
「適当に座ってて」
僕はテレビ台の下からビデオを出すとデッキにセットする。
あ、やっぱりそこに座るんだ。
再生を押すとすぐに始まる。
イントロに続きアイドルたちが歌って踊る!
「なぁに?これ?」
「え?二人に見せたビデオを見たかったんでしょ?これだよ。橋本さんも気に入ったっていったから、別の歌番組を録画したのを貸したら上書きされちゃってさ。困ったよ」
どうだ?疑う余地なんてない完璧なシナリオだろう?
「ハカセくぅん、あたしには嘘も誤魔化しも通用しないっていったでしょ?」
「え?なんのこと?」
「本当に見せたビデオはどこなのかなぁ?」
そ、そんなの教えるわけ…
「そっちね。…机の引き出し、かな?」
!?そんなはず…待っ!
香川さんはベッドを降りるとすたすた歩いていき…
「ここに隠してるんだねぇ。ね、こっちのを見せてよ」
「で、でもそれは本当に呪いのビデオかもしれなくて…」
「うん、じゃあ一緒に呪われようかぁ(笑)」
なんなんだ?なんで考えてることがバレる?
「うぅ…じゃあ僕は下に行ってるから、香川さん見てていいよ」
立ち上がりかけたがズボンを引っ張られた。
「だ~め。嘘ついた罰ね。一緒に見よう?」
ぐっ…逃げられないのか…仕方ない…なるようになれだ。
「わかったよ…でも僕は止めたからね?僕が無理やり見せたとか言わないでよ?」
「言わないよぉ。あたしだって見てみたかったんだ。エッチなビデオ」
何もかもお見通し!?
「えっ…知ってて?」
「うん、見てみたかったの」
うちのクラスの女子はみんなこんななのか…?いや、僕らの年頃ってみんなそうなのかも?
男子が興味津々なんだ。女子も同じでもおかしくない…の?
「そこまで知られてるんなら…はい、どうぞ」
観念して再生する。
おっ、これは昨日茅ヶ崎さんと見たやつか。
もう好きに見ててもらおう。
僕は昨日仕掛けた鏡の具合を確かめさせてもらうとしよう。
あぁ、残念。お姉さん座りか…そのうちチャンスが来ると信じて待つしかない。
香川さんは一言も発することなく静かに見ている。そして場面は変わり無理やりシナリオへ。
なんだ…こんなに静かに見れるものか…?
僕はそっと鏡を覗く…おっ!体育座り!染みは…ない?
まぁびっくりしたりでそういうこともあるのかな?ん?香川さんの手?え!?
すっと鏡のフレーム内に入ってきた手がパンツを横にずらした。そこにはむき出しの女性器が…
驚いて振り返ると…しまった!
香川さんとばっちり目があった…
「ハカセく~ん、そんな所に鏡を置いて女の子のパンツ見てたのぉ?」
「いや!これは!…昨日までは無くて、その、もしかしたらまた誰か来るかもって…」
「ふ~ん、誰か来たら次こそは見ようと思ったのかなぁ?ハカセくんの作戦勝ちだね♪」
何を言ってるんだ?完全にバレてて思わぬ反撃まで受けたのに…反撃?いや、サービス?なのか?
「な、なにしたの?」
「え~見たでしょ?ハカセくんが見たそうだったから、見せてあげたの。ビデオの~お礼?」
「で、でも今パンツ…!」
「うん。見たことないかな~って思って。…あれ?見たこと…あるんだ?え?本当に?」
また何も言ってないのに…あ、これは危ない!