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#knut
M.S🦊🎧
737
mzybのnmmn
そんでもってzmemです。
emにょた化
癖強めなモブがチラッと出ます。
大丈夫な人だけどうぞ↓
ーーーーー
『前略、エーミールが女体化しました。』
「ちゅー訳でご都合同人誌で死ぬほど見るやつや。」
「あまりにも雑!!」
もっとこう、何かあるやろ導入とか!と叫ぶ目の前の女性()を眺める。
いつもより幾分小さく見える身長は170センチ程度。身幅も縮んだのかシャツの肩は落ちていて、ズボンは緩くなったウエストをその辺にあった紐で無理やり絞めて誤魔化している。肩より下まで伸びる濃茶の髪は艶やかなストレート。それを邪魔そうに耳にかける指は細く、細身の眼鏡とあいまって知的で上品な印象をもたらしていた。少し日に焼けた頬は滑らかで、物憂げに手が添えられた胸元にはダボついたシャツの上からでも分かるほどの膨らみがある。
「コレで中身がエミさんやなかったらな〜」
「失礼なこと言うねキミ?!」
でかい溜息とともに出た言葉に文句を言われるが、こんな美人と言って差し支えない女性が目の前にいるのにその中身が身内(おっさん)だなんて残念以外の何だというのか。
「まあ例によって次の日には戻ってるらしいから気にすんな。今日はこれで退勤って事で。」
「え、でも…」
「てか“迎え”呼んだから強制退勤することになるで。」
ドタドタと喧しい音が近づいて来る方を指差せば、丁度バタンとドアが開いて黄緑色が飛び込んで来た。
「だ、大先生!エミさんが女になったってほんまか?!」
騒がしいそいつはエーミールを視界にとらえ沈黙する。変わり果てた仲間の姿を爪先から頭のてっぺんまでじっくりと見て、口元を押さえた。
「エミさん…こんなに髪の毛生えてきて良かったな…!」
「元々生えとるわ!!」
そのままスマホでエーミールの写真を撮って流れるように小脇に抱え部屋を出ようとする背中に声をかける。
「ゾムー面白そうだから後でグループに写真上げといてー」
「えっ、ちょ、ゾムさんやめて下さいね?!」
騒ぐエーミールを抱えたままひらりと手を振ったゾムはそのまま市役所を出て行った。
「さーてトンシャオショピは今外か。どんな反応するかなー」
女体化したエミさんを抱えた俺はとあるショッピングモールーーー
「ゾムさん、ここって…」
の、ランジェリーショップ前に来ていた。
「いやいやいや!入れんって!犯罪になってまう!」
「今女やからセーフやろ大丈夫大丈夫。」
「中身がおっさんなんですよ?!」
店前で騒ぐ俺たちを見て出てきた店員にエミさんを引き渡す。
「事故って女になった中身おっさんで女物の下着とか何も分からん奴やからしっかり見繕ってやってください。」
「あら〜そうなんですねかしこまりました〜」
流石ヤバシティで働く店員。女体化したおっさんに全く動じない。
「ブカブカの服の上からでも分かるナイスバディ!これで女性下着を着けていないなど肉体への冒涜ッ!この店の下着で最高に彩らねば…!」
「嘘やろほんまに入るんか?!ちょ、店員さああああん!」
エミさんの腕を掴んだ店員がすごい勢いで店の中へと消えて行く。
…そういうタイプの変人か。この街の住人らしいな。
隣の店に入っていくつかの服を手に取る。せっかくこんな面白い事態になったのだ。全力で遊んでやるのが周りの務めというものじゃないか。
「だからってここまでしますかね…」
若干ぐったりしたエミさんがフードコートの席で項垂れる。あの後隣の店で合流したエミさんは俺とその店の店員(なぜ美しい身体なのにサイズの合わない服をッ!と叫んでいた。ランジェリーショップ店員の姉妹らしい。)に服をとっかえひっかえされ頭から足までの一式を購入することになった。
「そんな辛気臭い顔してたら中身がおっさんってバレるで。」
「誰のせいやと…」
溜息をはいて目の前のラーメンに手を伸ばすその動きこそいつも通りだが、見た目はすっかり女。大きめの茶色いカーディガンに包まれた身体は華奢に見えるし、焦茶のショートブーツと黒タイツを纏う足は膝までを覆う黄緑色のスカートの下で居心地悪そうに閉じられていて、それがかえって女性らしい振る舞いに映る。スカートと同じ黄緑のバレッタがハーフアップの髪を留める細かいところまで行き届いたコーディネート。あの店員は変人だったがセンスは確かであったらしい。
「フードコートの飯って結構美味いんよなぁ。」
「そうやな。替え玉ないのが残念やけど、代わりにたこ焼きとハンバーガーとクレープがあるで。」
「やたら買ってると思ったらそれやっぱり俺用か!今どれくらい食えるか分からんのやぞ!」
エミさんの方に食べ物を押し付けてその背後をじろりと睨む。こちらを見ていた数人の男がサッと顔を逸らした。
目の前でラーメンを美味しそうに啜るエミさんは、その仕草すら周りの男の視線を集めていることに気づいていない。
「しゃーないな。牛丼とフライドチキンは勘弁してやりますわ。」
「まだ追加するつもりやったん?!」
「それよりシャオロンが今近くにいるらしいからエミさんに気づくか試しに行こうぜ!」
「ああもう、分かりましたよ!」
まあ、エミさんが危なっかしくても俺が隣に居るから何の問題もないけどな。
「おーい!ゾム…、…?………エッ?!」
先に俺に気づいて声をかけてきたシャオロンがエミさんに対し綺麗な三度見をかます。
「えーみー、る?」
「そうやで!」
「よう気づいたなー」
目をパチパチさせてポカンと口を開けるシャオロン。そうそう、この顔が見たかった。
「ゾムサボってるやんと思って声かけたら隣に女いるし、その女がなんかめっちゃ見覚えあるし、よく見たらエミさんやし…えぇ…まじか…」
「よくあるご都合的なあれや。」
「ああ、なるほど。」
「それで納得するん?」
「それにしても…」
エミさんのツッコミを無視してしげしげとその姿を眺める。
「見た目しっかり女なのにエミさんって分かるの脳がバグるな!」
「な。ちゃんと“エミさん”なんよな。」
「そう?私は髪と目の色以外別人やなって思うんやけど。」
「いや、他の奴らも気づくと思うで。もう会った?」
「トントンとショッピはこれからや。大先生は最初から見とった。」
「じゃあさっきあっちの地区でショッピ見かけたから行ってみ。後で反応教えてなー」
「よっしゃ行くぜエミさん!」
「まさか全員に会うつもりですか?!」
丁度良いタイミングでの情報にエミさんの手を掴んで走り出す。
「…多分エーミール単体で見とったら気づかんかったやろな…ゾムとの空気感がエミさんでしかなかったからすぐ分かったけど。」
「んー、この辺やと思うんやけど…」
言われた地区に来たが中々ショッピの姿が見当たらない。すれ違ってしまったのだろうかと辺りを見回す。
「ショッピ君が今日行く予定なのはこのビルだったはずやから…こっちの方ちゃう?」
「エミさんそれ地図逆さまやで。」
「え、ほんま…うおっ?!」
地図を持ったまま振り返ったエミさんが、路地裏から出て来た人影とぶつかった。
「チッどこに目ぇつけて…は?エミさん?」
悪態を吐いたその人影ーーショッピが自分のぶつかった人物を見て固まる。普段ポーカーフェイスな奴が目を丸くしている姿は中々に面白い。
「おいショッピ?ってエーミールか。ほんまに女になってて草」
その背後からまた別の人影がのっそりと顔を出した。
「何やトントン、知ってたん?」
「さっき菌糸ネットワーク繋いだ時に聞こえた。」
「はーおもんな。シャオロンとショッピみたいにおもろい顔見せろや!」
ようやくフリーズの解けたショッピがエミさんに話しかける。
「…ご都合的な何やかんやっすか。」
「あ、それで通じるんやね。それやで。」
「服はどうしたんすか?エミさんとは思えないセンスの良さやけど。」
「失礼すぎん?!確かに俺やなくて店員さんが全部選んでくれたけど!」
「店員かー、ゾムさんカラーの主張強いからゾムさんが選んだんかと思った。」
「えっ?!」
ショッピの言葉に動揺するエミさん。
その会話ににやりと笑った。
「そういえばエミさんスカートの色だけは自分で選んどったよな〜おいおい俺のこと好き過ぎか?」
「いや、これは店員さんが緑系の色ばっかり並べてきたから!」
「そんなに黄緑が好きなら私服全部黄緑で染めたるわ!買い行こ!んでエミさん家にある黄緑以外の服全部捨てよ!」
「いや捨てるのは…うわっ?!ゾムさああああん?!?!」
エミさんを抱え上げて服屋へ連行する。いやースカートだから小脇じゃなくて前に抱えてやってる俺、優しいわー
「…人前でイチャつくなや…」
「…多分店員にもカップルって思われて緑ばっかり勧められたんやろな…」
その後市民の間で「ゾムさんがエーミールさん似の美女とデートしてた!」と噂になったしゴシップ記者にすっぱ抜かれて熱愛報道が出された。
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にょたemさんは笑うと癒やしな知的美人。
にょたemさんの服を見繕う店員になりたいです。
ちなみに下着も黄緑色。
コメント
3件
めちゃくちゃ好きです!!!
あ〜第3話読みました!ゾムがにょた化エミさん連れて街中駆け回ってて最高にカオスで笑った笑った😂 特にランジェリーショップ前で「中身おっさんなんで犯罪です!」って騒ぐとこ、お店の店員が全然動じないのも含めてこの街の空気感大好きです。スカートの色を自分で選んだエミさん、それ黄緑やん…ってゾムに気づかせてもらうとこ、なんかもうお似合いすぎてニヤニヤ止まらんかったです🥀 続き気になる〜!