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炭治郎逆行物語

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炭治郎逆行物語

4 - あの人からの手紙

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2025年10月06日

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たんじぇろ逆行物語ー




俺が黙々と任務をこなしていると、1通の手紙がきた。凄そうなカラスで、少し怖気づいてしまった。

「んー、どれどれ…」



ーーーーーーーえええええええぇ!!!ーーーーーーー






「やぁ、よく来たね」

あの手紙は御館様からだった。

「失礼致します」

そろり、と足音を立てないように入り、準備されていた座布団に座る。怖い。

「炭治郎」

君に聞きたいことがあってね、そういう御館様をみて、俺は新人隊士の名前をもう覚えていたんだな、と感激した。

「最終選別のとき、君がほとんどひとりで鬼を倒したと聞いた、それから、見たことのない呼吸を使う、とも聞いた」

「あぁ、それは、日の呼吸、と言われるものです、御館様」

「日の呼吸、かい?」

「はい、産屋敷邸にも、文献が残っていると思われます」

「あぁ、口頭で代々伝えられていたよ、日の呼吸についてはね」

流石、理解が早いな。まだ23だというのに。

しばらく話し、ふと、話が変わった。

「ところで炭治郎、その箱に入っている禰豆子についてだが…」

…やはり知られていたか。今回も容認してくれるかは分からないため、少し警戒をする。

「そんなに警戒しなくていいよ、炭治郎」

禰豆子は、我々鬼殺隊に必要な鍵だと思うからね、もちろん、炭治郎もね。





夕日を見ながら歩く。あの後、御館様とある契約をしたあと、少しだけお茶を頂き、屋敷を後にした。

「柱の皆さんに、会いたい、」

けど、会いたくないなぁ。

禰豆子が返事をするように、箱をカリカリする。

「大丈夫だよ、あの人達はきっと、禰豆子を分かってくれるはず」

そう言って、箱をするりと撫でる。 禰豆子の嬉しいという匂いがした。

「…鬼が近くにいるな」

匂いを嗅ぎ、場所を特定する。

「禰豆子、行くぞ」

そう言って、走る。

あの人達と出会うまでの、歯車が動き出した、ような気がする。

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