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〜オンボロ寮 談話室〜リドル「決まりだね。確認するよ。監督生の探索チームはこのメンバーだよ」(メンバーが書かれた紙を皆に見せた)
“監督生探索チーム”
リドル
トレイ
ケイト
エース
デュース
レオナ
ジャック
ルーク
マレウス
シルバー
セベク
アズール「次に聞き込みチームのメンバーはこちらです」(リドルと同じように書かれた紙を皆に見せた)
“聞き込みチーム”
ラギー
アズール
ジェイド
フロイド
カリム
ジャミル
ヴィル
エペル
イデア
リリア
レオナ「おい。なんで、俺の所にルークとマレウスがいんだよ」
ヴィル「仕方ないでしょ。ルークは適任よ。ただマレウスは監督生を見つけたいって聞かなくて。ハァ…頑固なことよ」
エース「あ!アズール先輩。聞き込みするならうちのクラスの1人も聞いてみてください」
アズール「分かりました。名前を教えていただけませんか?」
デュース「グレイ・デルフって名前です。アーシェングロット先輩と同じ寮の奴です」
アズール「分かりました。調べてみます」
リドル「では、行動開始だ!」
監督生探索チームは杏を探しに学園中を探し周り、聞き込みチームは杏の協力者に聞き込みを始めた
〜オンボロ寮 空き部屋〜
オルト「…」(杏に連絡した)
ーアンの探索チームー
〜メインストリート〜
リドル「いたかい?」
トレイ「いや、いなかった」
ケイト「一体どこに行ったんだろう…」
マレウス「…」
{マレウスの回想}
〜メインストリート 夜〜
杏「あ、マレウス先輩。こんばんは」
マレウス「ああ。…もう、珍妙な呼び方をしないんだな」
杏「え?だって、先輩だし、呼び方的に失礼かと思って…💦」
マレウス「…僕はお前にそう呼ばれるのは嫌じゃない。それに僕が好きに呼んでいいと言ったから気にするな」
杏「!…ありがとう。たまに呼ばせてもらうよ」
マレウス「ああ」
杏「…ねぇ、機会があったら、休みの日に一緒に街へお出かけしない?」
マレウス「…いいのか?お前には友人がいるだろ?」
杏「え、ツノ太郎も友達だよ?違う?」
マレウス「あ…違く、ない…」
杏「…何を心配しているか分からないけど、私は平気だよ。他の人は忙しそうで迷惑をかけちゃうって思ったの。まぁ、ツノ太郎が忙しいならいいけど…」
マレウス「忙しくない!(大声)あ…。すまない、いきなり大声をだして。友人に遊びに誘われたのが初めてでつい…」
杏「…私も初めて、かな」
マレウス「え…?」
杏「私の世界ね、友達はいたけど、ずっと自分から遊びに誘えなかったの。いつも皆の顔を伺って…。だから、ツノ太郎が初めてだよ」
マレウス「…そうか。お前も初めて、か…」
杏「うん!ねぇ、また会った時、忙しい日とか教えて?都合が合う日を話して一緒に行こう!」
マレウス「ああ」
{回想終了}
マレウス「…」
ルーク「ロァ・ドゥ・ドラゴン。ボーッとしてどうしたんだい?」
マレウス「ああ、すまない。少し考え事をしていた。ローズハート。少しいいか?」
リドル「なんでしょうか?マレウス先輩」
マレウス「人の子が街にいる可能性はあるか?」
リドル「!…何故そう考えたかお聞きしても?」
マレウス「人の子は街に友人と行きたいと言ったのを思い出したからだ。もしかすると、グリムと行ってるんじゃないかと思ってお前に意見を求めた」
リドル「街、ですか…。エース、デュース。何か聞いてないか?」
エース「誰かと行きたいとかの話は初耳っすけど、街に行ってみたいとかは言ってました」
デュース「俺もそんな感じの話をアンの口から聞いた事があります」
リドル「分かった。では、街を捜索してみましょう」
トレイ「俺、外出届を取ってくる」
リドル「ありがとう、頼むよ」
トレイは外出届を取りに学園長室へ行った
マレウス「…」(人の子。仲直りしたら、今度は…)
ー聞き込みチームー
〜オクタヴィネル 廊下〜
アズール「これは、これはグレイさん。少しお話いいですか?」
グレイ「え、あ、はい…」(な、なんで〜⁈)
〜オクタヴィネル VIPルーム〜
グレイ「え、えっと、何のご用でしょうか?寮長」
アズール「そんな硬くならず、楽にしてください」(ソファに座った)
グレイ「あ、はい」(アズールとは反対側のソファに座った)
アズール「率直に聞きます。監督生さんはどこですか?」
グレイ「え、監督生、ですか?」
アズール「ええ、何か知ってますか?」
グレイ「し、知りません。監督生がどこにいるのか…」
フロイド「本当〜?」
ジェイド「嘘かもしれません。本当に知らないのですか?」
グレイ「ッ!本当に知らねぇよ!俺は償いとして頼まれた事をこなしただけ!監督生と一緒に行動したのもその一つだ!」
アズール「償い…。僕達も彼女に償いたいです。なので、何故そうしたのか全て教えてください」
グレイ「ッ…。俺は偶然見たんだ、この目で。噂とは違う光景を。俺は監督生に謝った。償いもさせて欲しいと頼んだ」
ジェイド「…それで?」
グレイ「…監督生は何も望まなかった。しばらく噂に騙されたフリをしてくれって」
フロイド「ハァ⁈💢」(グレイの胸ぐらを掴みそうになったが、アズールに止められた)
アズール「…それは何か理由があって彼女が言ったのですか?」
グレイ「はい。俺の不安の気持ちも考えたくれたのもそうですが、茶番劇にも付き合ってあげるとか言ってました」
アズール「茶番劇…」
ジェイド「では、監督生と一緒に行動した理由は?」
グレイ「監督生はその時が来たら償いとして1つお願いをすると言われました。それが俺と監督生が一緒に行動することだったんです」
フロイド「でも、それって小エビちゃんに何のメリットがあんの〜?」
グレイ「俺もそう思いました。理由を聞いてもはぐらかされました。でも、分かってる事としたら何故かエースとデュースを極端に監督生は避けてました」
アズール、ジェイド、フロイド「⁈」
グレイ「アイツ、最近の授業中はよくエースとデュースを避けていて声をかけられても無視か逃走。ペア作る時は俺とかと組んでって声をかけられました」
アズール「なるほど。監督生の居場所は知らない理由は?」
グレイ「え…?監督生、なんか誘拐されたんですか?2日間、休んでる間に何かあったんですか?」
アズール、ジェイド、フロイドは目を見開いて驚いた
グレイ「え?俺なんか変な事、言いました?」
ジェイド「本当に監督生から何も聞いてないんですか?」
グレイ「本当です!(スマホを取り出し、杏のメール履歴を見せた)ほら!」
アズール「貸してください!」
グレイ「はい」(アズールに渡した)
アズール(メール、電話の履歴を見た)「本当だ。ない…」
グレイ「でしょ?(自分のスマホを取り返した)話は終わりですか?」
アズール「ええ。問い詰めてしまい、すいません」
グレイ「いえ。では、失礼します」(VIPルームを出た)
アズール「…彼は本当に知らなかったようですね」
ジェイド「ええ、本当に偶然見かけて一時的に協力しただけのようですね」
フロイド「んじゃ、小エビちゃんはどこにいんの〜?」
アズール「知ってるとしたら最有力はオルトさんですね。次に先生方でしょう」
ジェイド「とりあえず情報整理も兼ねてチームの皆さんと合流しましょう」
アズール「ええ」
ーアンの探索チームー
〜街 北〜
マレウス「ここが街…」
レオナ「チッ、匂いが捉えずれぇ」
ジャック「レオナ先輩の言う通りだ。色んな人の匂いがするから監督生の匂いを特定しづらい…」
エース「マジか…」
トレイ「ルーク。お前はどうだ?」
ルーク「そうだね。今のところこの近辺はいないね」
ケイト(スマホを開き、マジカメを見た)「あ!今日この街、小さなお祭りやってるみたい」
デュース「だから人が多いのか…」
マレウス「…人の子…」
リドル「とりあえず手分けして探しましょう。寮に分かれましょう」
シルバー「だが、それだとルーク先輩が1人では?」
リドル「そうだね。トレイ、ケイト。君達はルーク先輩とグループを組んでくれ」
トレイ「分かった」
ケイト「オッケー」
リドル「では、この近辺をマレウス先輩達、東の方をレオナ先輩達、南の方はルーク先輩達、西は僕達と手分けして探しましょう!探し終えたらここで合流しましょう!」
アンの探索チームは手分けして探し始めた
ー聞き込みチームー
〜オンボロ寮 談話室〜
アズール「どうでしたか?先生達の方の聞き込みは」
ヴィル「直接聞いたけど、やっぱり答えなかったわ」
ジャミル「恐らく監督生に口封じされてるかもしれない」
イデア「ご、ごめん。オルトが中々見つからなくて聞き込みすら出来なかった」(生身の体)
ジェイド「やはりオルトさんは監督生さんの1番の協力者だからこそ、監督生さんの為に身を隠してるのでしょうか?」
フロイド「てことは〜、クリオネちゃん捕まえればいいの?」
ラギー「その必要はないッス」
エペル「え⁈ラギー先輩、どういう事ですか?」
ラギー「実は監督生くんがどうして悪役になり続けたい理由が偶然耳にした子がいてその子に聞く事が出来たッス」
カリム「⁈その聞いた奴って誰なんだ⁈」
ラギー「鼠ッス」
リリア「鼠が聞いたのか?」
ラギー「尋ねてみたら答えてくれたッス。正確じゃないッスけど、監督生くん、悩んでいたみたい。元の世界の事」
聞き込みメンバー(ラギー以外)「⁈」
ラギー「内容は俺達と一緒にいたいけど、やっぱり自分の家族や友達が心配。そして急に自分の意思関係なく元の世界に帰ってしまうかもしれない。だから、愛される主人公より嫌われる悪役が監督生くんにとっては都合が良かったのかもしれないッスね…」
聞き込みメンバー(ラギー以外)「…」
ーアンの探索チームー
〜街 北〜
リドル「西はいなかった。そちらはどうでしたか?」
マレウス「いなかった…」
ルーク「すまない、こちらもいなかった」
レオナ「俺の方もいねぇ」
セベク「くっ!監督生とグリムめ!若様をどこまで手が焼けば気が済む!!💢」
シルバー「落ち着け、セベク。焦ったら余計見つからない」
ジャック「しっかし、人混みで匂いが捉えづらい。本当にどこにいるんだ?」
ケイト(マジカメを見た)「…え⁈」
リドル「ケイト!僕達が真剣に悩んでるのに何をしてるんだい!」
ケイト「いや、これ見て⁈」(探索チームにマジカメの写真見た)
トレイ「どれどれ?(見た)え⁈」
デュース「グ、グリム⁈」
エース「え、てことは…隣の奴、アン⁈」
ルーク(マジカメの写真を見た)「間違いないね。髪色と瞳の色は違くても身長や骨格、グリムくんとの身長差とかどれもピッタリだね」
ジャック「写真だけでよく分かるなぁ、ルーク先輩💧」
レオナ「場所は?」
ケイト「ちょっと待って〜。あ、街の中心街の広場みたい!」
リドル「よし、行こう!」
アンの探索チームは直行で街の中心街に向かった
ー聞き込みチームー
〜オンボロ寮 談話室〜
アズール(リドルからの連絡を見て立ち上がった)「アンさんの居場所が分かったみたいです!」
フロイド「!急いで行こ!」
ジェイド「ええ!」
聞き込みチームも街の中心街へ向かった
オルト(聞き込みチームが出た後に空き部屋から出て来た)「どうしよう…。とりあえず連絡しないと」
連絡したが、遅かった。連絡した時、もうエースとデュースに杏は掴まれたのだった
ーアンの探索チームー
〜街 中心街〜
エース、デュース(演奏が終わった後、キョロキョロした)「!」
エースとデュースは見つけて駆け寄り、杏の左腕を掴んだ
杏「…ッ!」
エース、デュース「いた〜!!」
グリム「ふな⁈どうしてお前らがここにいるんだゾ〜⁈」
〜to be conteneu〜