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続きです!
ある日の夕方、滉斗が大学から帰宅すると、元貴が玄関までハイハイで迎えに来た。
元貴「ひろとぉ、おかえり~!」
両手を広げて待つ元貴を見て、
滉斗はため息をつきながらも笑みを浮かべた。
滉斗「ただいま。今日は何してたんだ?」
元貴「ひろとのこと、待ってたの!」
元貴は滉斗に抱きつき、
そのまま腕の中でゴロゴロと
甘えた声を出す。
滉斗「お前、本当に赤ちゃんみたいだな……。」
そう言いながら、滉斗は元貴を抱き上げ、
ソファに座る。元貴は安心したように
滉斗の膝の上に収まり、
まるで子猫のように身体を丸めた。
元貴「ひろと、大好き……。」
滉斗「お、おい、いきなり何言ってんだよ。」
頬を赤らめる滉斗を見て、
元貴はさらににっこりと笑う。
元貴「だって、本当のことだもん。
ひろとがいないと寂しいの。」
その後も元貴はひたすら甘え続けた。
滉斗がご飯を食べようとすると
元貴「だっこして食べてー」
とか、テレビを見ていると
元貴「一緒に見たいー」
と抱きついてくる。さらには、眠くなると
元貴「ひろとがいないと眠れないー」
と泣き出す始末だ。
滉斗「もう、勘弁してくれよ……。」
そう言いつつも、
滉斗は結局最後まで元貴の甘えを受け入れた 。
抱っこしたまま、元貴が寝息を立てるのを見て、滉斗は静かに笑う。
滉斗 「ったく、お前って本当に手がかかるな 。
でもまあ、嫌いじゃないけどな。」