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私はいつも通りリビングに向かった
リビングに着くと、一つのニュースが目に入った
『先日、〇〇市の登山スポットで、謎の巨大生物が出現しました。』
『ですがその巨大生物は、1人の人物にて無事倒された模様です』
その言葉を聞いた途端、私は動くのをやめた
『その倒された様子を写した映像がこちらです』
そのセリフと共に画面が切り替わり、登山スポットで少女が巨大生物を倒している映像が流れた
その人物は私だった
『以前から目撃されていた巨大生物ですが、討伐されたのは初めてですね』
『はい、しかもこの映像から見るにこれは女の子の様にも見えますね』
ニュースキャスターの隣にいるゲストの人たちが淡々と語る
オカルト専門の学者さんも来ていたが、あの怪獣の様な特徴の生物はいないと言っていた
ルルリンもこの怪獣も、一体どこから来た生物なのだろう
そんなことを考えていると、時間の流れは早く
もう学校に行く時間になっていた
私は急いで玄関を出ると、走って学校に向かった
教室の前までつくと、いつもドアのガラスから見えていた樋口さん達の姿が見えない
この時間、いつもならバケツを構えて私を待っているはずなのに
私は恐る恐るドアを開ける
そこには樋口さん達の姿は無く、クラスはいつもより盛り上がった声で会話をしていた
一瞬クラスメイト達が私の方を見たが、すぐに会話に戻っていた
私は自分の席に座ると、謎の幸福感の緊張感で包まれた
久しぶりに何事も無く席に座れたからだろう
しばらくすると、先生が教室に入ってきた
その瞬間、クラスはすぐに静まり返った
先生が教団の前につくとこう言った
「えー、今日は樋口と森口と田辺は欠席だ」
先生が言った言葉を聞いて、心の底で何かがパァっと解放される様な感覚が走った
今までずっと無遅刻無欠席だった樋口さん達が今年初めての欠席
嬉しくて涙が出そうにもなった
心なしか先生の表情は暗い気がした
「それと、今日このクラスに転入生が来た」
さっきの言葉に続いてまたもや衝撃的な言葉
今度は教室がザワザワとし出した
そんなの聞いてないという批判の声もあれば、どんな子だろうと言う喜びの声もあった
「じゃあ入ってきてくれ」
先生がそう言うと、教室のドアが開いて
女の子が入ってきた
長い青髪を一つに束ねていて
いかにもお嬢様の様な雰囲気で登場していた
男子達は頬を赤らませていて、逆に女子達は少し不満な表情をしていた
先生が黒板に転校生の名前を書くと、先生の合図で転校生が話し出した
「今日から転校してきました。九条菜々です」
「よろしくお願いします」
そう言うと九条さんは、美しい微笑みをした
その後、先生が席の指定をした
私の後ろの席になった
九条さんがどんどん私の近くに近寄って来て、とてもドキドキしていた
私なんか比べものにならないほど綺麗で、目に入るだけで緊張してしまうような相手だからだ
九条さんは席に着くと、すぐに私に話しかけてくれた
「よろしく、お名前は?」
「へっ、私、ですか?夢野綾って言います…」
「夢野綾…綾ちゃん!よろしくね!」
「は、はい…!」
私を名前で呼んでくれた人は初めてでとても嬉しかった
しかもちゃん付け…
「敬語じゃ無くて良いよ!私のことは菜々って呼んで」
「は…うん!わかった菜々」
なんだか初めて友達ができた様で嬉しかった
それにこの子の近くにいると自然と落ち着く
不思議な子だ
イラストなんだぜ!
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