コメント
2件
続き楽しみにしてます!!
おおー!めちゃ楽しみ!
明治時代
戦争が起こり、薄暗い世の中で
微笑みながら愛おしそうに腹を擦る1人の婦人がいた。
愛しい人との間にできた命、生まれてくる日までまだ遠い。
主人:大丈夫だ、昌子さん。きっと無事に僕達の元に来てくれる。
晶子:でも心配なのですよ、誠二さん。お医者様からはこの子は今衰弱しているって……
晶子:私はこの子に丈夫な体に生産まれてきて欲しいわ。
そう言いながら、婦人は少し不安気な表情をしている。
誠二:こんな世の中だ、そうなってしまうのも無理はない。無事に産まれてくることを祈りましょう。
女性の主人は微笑んだ。
しかし、ひと月だった日遂に主人の元に召集令状が来てしまった
晶子:こんな時に来てしまうなんて……
誠二:無事に帰ってきます、子供の顔を見るために。
誠二:そんな顔しないでください!きっと大丈夫ですから。
いつもそうだ、誠二さんは大丈夫という言葉が口癖で、それでも本当に何とかなってしまう。
晶子:(だから大丈夫、帰って来てくれる。)
そう信じていた