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隣には煙草を吸う彼が居る
「また、聞いて貰えへんかったわ、w」
薄く笑う彼
寂しげな表情と、謝罪の表情が混ざり合っている
「、そうか」
何時からだっただろうか、
俺らが彼奴を 「 無能 」 扱いし始めたのは。
、。
一般市民の愚痴から始まった。
ただそれだけだったのに。
何時の間にか国中に広まり、幹部の間で話題になった
この時点から、俺ら以外の奴らは彼奴を 「 無能 」 扱いし始めた。
まぶとコミケだけ彼奴を信じ続けた。
結局彼奴を守ることは出来ひんかった。
「つい冷たくしてまうんよな、」
「、そうやな….。」
「spはどう思っとるんやろな」
「さぁな、」
前の国のことは、shpくんがたまたま見つけた資料で少しわかっとる
この気持ちを共有したい。
だけど、出来そうに無い
気まずいし、もし俺らと違う考えやったら…..とか、色々考えてまう
何故俺らは罪の無い、橙色の瞳の彼を 「 無能 」 扱いしてしまうのだろう。
幹部だと言うのに。仲間だと言うのに。
「はぁ”….」
深いため息をつく
時間に目をやると、もう少しで夕飯の時間だ
「そろそろ行くか」
「そうだね」
食堂に着いても、彼の姿はなかった
彼が居なくても、皆平然と会話をする。
まるで最初から居なかったかの様に。
少し吐き気を覚える
隣の彼奴も同じなんだろう。
その場で立ち尽くしている。
前から始まっていたことだと言うのに、体が慣れていない。
慣れてはいけないと言っている。
俺はなんとか耐えたが、utが無理そうなので、皆んなに声を掛ける
「俺とut、今日はパスするな~」
そう言い、自分の分と、彼の分。
それと、utの分もとってから自分の部屋に向かう
返事は、smから「分かった」とだけだった
皆んなからの態度も冷たくなった
彼奴がおるから、毎日楽しいんに、
この国は 1人でも欠けたら全てが崩壊するぐらい 脆く、楽しい国になっている。
自室に着き、まだ落ち着けない様子の彼に声を掛ける
「大丈夫か」
「ッ…..」
声も出しにくいらしい。
嗚咽しか出ない。
少し背中を摩ってやる
「〜ッ…..」
少しばかり落ち着いた様子だが、まだ治らない
spを呼ぶか
そうしよう
……………..
少しして、spが来た
「大丈夫?」
「ちょっと苦しそうやねん。診てやってくれんか」
「分かった」
「ッ、ありがとsp」
「どういたしまして」
落ち着いたらしい。
良かった
心からの安堵。
「ところでさ、こうなった原因って分かったりする?」
少し探る声。
息を呑む
「まぁ、な」
「shoのこと?」
utが大きく目を見開く
「、そっか」
「spは彼奴らとかとちゃう?」
「うん。味方はする」
「、そう….か」
「少し変な答え方をしたな彼奴」 と思いながら頷く
「こっちで今寝てるから、ご飯持ってきてくれない?」
「そうなんや」
「分かった。持ってく」
「ありがとうね」
やっと笑顔を見せてくれた
少しではあるが、