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(なんなの!これ! )
バッグの中の使用済みオムツをみて叫ぶ。
(いい歳してトイレもいけくなっちゃったの?)
言われるのも仕方がない、歯医者での事件以来オムツを濡らしてしまう日々(と言っても2日目)が続いているのだから。
(今オムツが濡れてるかくらいわかるでしょ、どうなの?)
怒られることに弱いさゆりは黙り込んでしまい母親の怒りを高めてしまう。
(もう!この子は!)
怒りながらもおむつカバーを外し始める母。
オムツは濡れていないはずだが大事な部分を母親に見られるというのも恥ずかしいことに変わりは無い。
静かに新しいオムツを当てていく母の顔は鬼のようだ。
(トイレしたくなったら外してあげるからちゃんと言うのよ)
さゆりにそう告げ
(今日はこれ着てなさい )
とTシャツを1枚渡される。
もちろん下はオムツだけだ。
(え?)
とゆうさゆりに
(恥ずかしいんだったらちゃんとトイレくらい言いなさい!)
渋々Tシャツに袖を通す。
もちろんそれでオムツが隠れるわけもなく丸見えなことは言うまでもない。
自室に行こうと起き上がる。
布おむつは立たせるのを拒み立ち上がろうとするも転んでしまった。
モコモコの下腹部に当てられたオムツはがに股になりよちよち歩きになる。
時間はそろそろ18時。
なんとか自室に行き、大きなため息を着く。
(どうしちゃつたんだろわたし…)
オムツは好きだったけどこんなことになるなら。
と考えていても今のさゆりの安全を守るのはオムツしかなく仕方なくオムツのお世話になることにした。