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こんにちは!すみいぬですっ!
そんなこと言ってる私ですがこの小説を書いてる時間は深夜2時となっております笑笑
なかなか浮上できなくて申し訳ないです🙇🏻♀️
では本編へどうぞっっ!!!
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涼しい風と潮の匂いが私の身体を撫でる。
ここで時間が止まればいいのになんて考える私はきっと小説の読みすぎだ。
「綺麗」
そんな言葉がすっと出るような海だった。
「そうだな」
隣にいる彼も私へ向けて言葉をかける。
「あのさ、俺」
彼は続けて言葉を放った。
「好きなんだ、恋愛対象として」
その言葉に耳を疑う。
彼の方に目を向けると彼は私の顔をしっかりとみていた。
「嘘、笑」
彼はよく冗談を言う人だから嘘は見破ることが出来る、はずだった。
「俺は本気だよ」
その目は何かを訴えかけるように潤んでいた。
「そっか、」
自分にはそれしか返すことが出来なくて、その後はお互い口を聞かず家まで帰った。
それからというもの彼の方からものすごいアタックを受けた。
好きから大好き、可愛いなんて沢山の言葉を貰った。
自分自身、確かに嬉しくて彼のことは好きなはずだった。
だけど自分には恋愛対象か否か判断することが難しかった。
嫉妬をすれば恋愛なら、かっこいいと思ったら恋愛なら、好きだと思ったら恋愛なら、それはただの友達と何も変わらない。
自分にはそう感じることしか出来なくなっていた。
考えているうちに彼が連絡をしてきた。
「冷めた」
その一言だけなのに何故か苦しい。
昔の思い出が一瞬でフラッシュバックする。
綺麗な海を背景にした彼。
花火を見るだけで涙を流す彼。
何か辛いことがあったら甘えてくる彼。
甘えん坊で、泣き虫で、少しだけ馬鹿で。
みんなの前では笑顔なのに、2人になるといつも泣きそうな目で「辛い」と言う。
彼は散々泣きじゃくり私に抱きついてくる。
そんなことが何度あったことか。
薄々気づいていた。
想いを伝えてくる人こそよく私から離れていくことに。
こうなることはもう初めからわかっていたはずなのに、彼のことを責めてしまう。
「好きにならないでよ」
1人になった薄暗い海に言葉を投げる。
彼はもう来てくれない。
想いを伝えたい相手を見つけてきっと隣を歩いているのだろう。
「でも」
今でも彼のことを恋愛対象としてみてたのか否かはわからない。
けど私に言えることは
「好きになってくれてありがとう」
それだけだった。
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はいっ!いかがだったでしょうか!
少し短いかなぁと思いますが読んでいただいてありがとうございます🙇♀️
時間ある時にまた書こうと思ってます!
では、おつすみ〜!!!