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私は月野鈴理。中学2年生。夏休みもはじまった頃だった。私が小学1年の時に交通事故で両親を同時に2人ともなくしている。その時は凄く泣いていたけれど優しいおじいちゃんとおばあちゃんの家に引き取られることになった。だけどおじいちゃんも小学5年の時に重い病気にかかってなくなってしまった。私はかなしかった。だけど私は死んでいった人たちのぶんまで生きることを決意した。私は決意したはずだったがまだあんなことになるなんて想像もしていなかった。お母さんのことはあまり覚えていないけど私が小さい時におまもりをくれた。おまもりには小さな鈴と見たことのない字が描かれていた。どこの神社のおまもりだったのか分からなかったけどとにかく嬉しかった。いっときこう考えたときもあった。お母さんたちが死ぬんだったらお母さんたちがもってたら死ななかったかもしれないのにと。だけど今さら言ったって死んだ人には会えないし生き返るわけでもない。生き返るし会えたとしても絶対夢かただの妄想に違いないとかんがえるようになっていた。そんなことを考えるうちに8年の月日がたっていた。おばあちゃんたちの家は田舎で、まぁのどかで街灯がちらほらあるだけだったけど毎年夏祭りがあるから私は田舎でもいいかなと思っていた。そんなときおばちゃんが認知症になってしまった。近くの病院で見てもらったときに確認された。「念のために脳の検査をした方がいいですね」と言われた。おばあちゃんはいやがってたけど、行方不明になっても困るのでおばあちゃんには申し訳ないけどおばちゃんは病院で寝泊まりすることになった。その日はまだ朝方だったけど、一人で心ぼそかったので近くにある山と言うか森と言うかわからない場所に行ってみることにした。「よし、鞄の中身は財布、携帯、ハンカチ、ティシュ、お母さんからもらったおまもり、まぁこんなもんかな。」「あっそうだ忘れてた、家のカギカギっと」ガラガラガラ、ガタン、ガチャガチャ、カチャ「よし出発」森へ着くと。「あれ、あれって、神社?」「こんなところに神社があるなんて知らなかった」夏祭りの時とはまた違った神社だった。石のふわんていな苔が生えている石段を駆け上がると。「あれ、あんなところに人?」「あの~すみません~」「お~い」近寄っているのに聞こえてないのか返事がない」「ってお前俺が見えるのか」「はっビックリした」「俺がこたえてんだから返事ぐらいしろよ」「いや、いや、さっきから私が言ってたのにあなた全然返事してくれないじゃん」「俺はここの神様だから返事したいときに返事して話をしたいときに言葉を交わしてるんだ」「それにおまえみたいな凡人に指図されたくないね」「凡人!神様?あなたさっきからなにいってるの?」「俺は神様だからお前に指図される覚えはないって言ってるんだよ」「神様なのはわかったけど凡人は呼ばれたくないんだけど」「私にも名前があるのに、しかも名前教えようかなって思ったのに」「あーあもうわかったよ、名前を言いたいんだろう」「言いたいんだろって」「まいっかなんたって神様だもんね」「なんだよその態度」「あなたがずけずけ言ってくるからでしょ」「じゃあ取引だ」