ざっと10年後
私はすっかり大人、と区別されてもさほどおかしくない体型になり身長になり顔付きになった
リムル様達のおかげで私は今18という年齢になった
生まれた日にちが分からないためテンペストに来た日数を私の誕生日にされ初めに来た頃の年齢は大まかだが8歳にされここまで育てられた
リムル)すっかりでかくなったなぁ…
月華)えぇ…勉強から礼儀作法まで丁寧に教えられここまで育ちました!
今はリムル様と2人っきりで会議室で話し合っている
リムル)さて、そろそろ本題に入ろうか
月華)あ、そういえば話があると言われて呼ばれましたね…も、もしかして私追い出されるんですか…?
リムル)まぁ、追い出すという話では無いがお前が今後どうしたいかという話をな
月華)そ、それって…
リムル)お前に無理難題を押し付けるつもりは無い、この国から出ていって新しい国に行くかこの国に留まるかなんてお前の自由だ、どうしたい?
月華)…もっと…ここにいたいです…もっとリムル様の色んなこと知りたいです!月華はリムル様に拾われた身です!リムル様の役に立ってリムル様のお傍にもっと居たいです!
真剣な目で「リムル様のおそばに居たい」とはっきり言うとリムル様は少し困ったような顔をしながらも笑って「お前ならそう言うと思ったよ、月華」と言われた
月華)当たり前じゃないですか!月華はリムル様に拾われた身…この御身朽ち果てるまでお傍に居ます!
リムル)そうか…そうか…
リムル様は少し下を俯いて私がキョトンとした顔をしているとリムル様は何かしら覚悟が決まったような目でこちらを見つめ「月華…」と私の名前を呼びぴょこっと耳を立てると突然会議室の扉がノックされ扉の方を見るとリムル様はため息を着いて「悪いが今は後にしてくれ」と言われたにもかかわらず扉が開き「すみません…俺達にも大切な話がありまして」と言ってベニマル様やソウエイ様…更には第2秘書の、ディアブロ様までいた
月華)み、皆様お揃いで…なにかすごい大変な事でも起きたんですか?
ディアブロ)いえ…ただリムル様が抜けがけをしようとしていたのでそれの阻止ですよ
月華)ぬ、抜け駆け?何かしようとしたんですか?リムル様
リムル)さ、さぁー…全く?
月華)あ!もしかして私がこっそり作っておいたマカロンでも食べようとしたんですね!
リムル)そ…っちじゃないなぁ…
月華)??
キョトンとしているとベニマル様に抱えられ何故か膝に座らされた
ベニマル)簡単に言えば幹部と悪魔と国王兼魔王の恋人にならないかとい話だ
月華)だ、誰が…ですか?
ベニマル)お前が
月華)…私が!?え、な、へぁ!?
リムル)いやぁ、お前がずっと残るなら告白でもしようかもみんなと話し合っていたんだよ
月華)だからあの時謎の間があったんですね?!
リムル)いやぁ、育ての親みたいな俺達から告白されたらどうしようかと悩んでいたんだが…どうだ?
ヘラヘラと笑っていたリムル様が急にキリッとした顔になり思わず狼狽えるとベニマル様が「別に断るなら断ればいいし保留なら保留でいい、その代わり…断れればYESとしか言えなくなるまで告白を続けるし保留なら全力で惚れさせに行く」と言われ遠回しに私には拒否権がないのだと悟り…内心泣いた…
いや!嫌いとかそういうのはない!なんというか…私なんかが…と思って愛を貰ってない私に貴重な愛情と時間を注いでら貰ったのに更に愛情と時間を貰うと思うと…なんというかリムルすごい嬉しくて…
月華)…わ、私なんかでいいんですか?
リムル)俺たちはお前じゃなきゃ嫌と言ってるんだ
月華)な、なら…えっと…よ、よろしくお願いします!
リムル)そうかそうか!それは良かったよ!じゃあその仮の名前を_
リムル様がそう言うと私は直ぐに「嫌です!」と言ってしまった
リムル)そ、その名前気に入ったのか?
月華)だ、だってリムル様から始めてもらった愛情なんですもん…この名前を大切にしたいです…この名前とずっと居たいです!
リムル)んははっ笑それがいいなら仮の名前をお前の本当の名前にしようか
月華)!!あ、ありがとうございます!
リムル)こっちに来い、お前にちゃんとした名前をやろう
ベニマル様の膝から降りてリムル様のそばに行くとリムル様の手が私の頭に乗ってリムル様が「お前の名前は【月華】だ」と言われると私の体に大量の魔素が入り込んでくるのがわかった
月華)フリフリ
リムル)お前本当に可愛いな笑
月華)リムル様からやっと…て言うのも変ですけど…なんて言うか…とにかく凄い嬉しくて
リムル)俺達もすげぇ嬉しいよ、月華
月華)私もです!リムル様!皆様!
コメント
2件
うぉー!王道展開!(?)