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その夜、隼也が帰宅すると…
隼也:ん?何だこれ…
ポストを見ると、1通の手紙が入っていた
中身を開けてみると…
隼也:…!あっちゃん…
それは、田中と敦子の結婚式の招待状だった
隼也:あっちゃん…本当に結婚するんだ…
隼也:俺はあっちゃんに想いも伝える事も出来ないまま終わったもんな…
隼也:俺の方からから距離取ったし…
何とも言えない気持ちでいると、携帯が鳴る
ブゥブゥブゥブゥ…ブゥブゥブゥブゥ…
隼也:もしもし…?
亜嵐:おう!
隼也:あ…亜嵐!?
亜嵐:そうだ。俺だ
隼也:どうしたの?
亜嵐:隼也…お前の家にあっちゃんからの招待状は届いたか?
隼也:…届いてるよ…
亜嵐:行くのか?
隼也:行かねぇよ…。あんな別れ方しちゃったし…
隼也:それに、俺が行くとアイツに何されるか分かんねぇから…
亜嵐:田中の事か?
隼也:ああ…
亜嵐:だよな…。俺も話は知ってるけど近づいたらあっちゃんの進路を潰すとか言われて脅されたんだっけ…
隼也:そう。あと、俺が結婚式に参加しても辛くなるのは俺だから
隼也:それに…田中に出くわしたら何言われるか分かんないから。だから参加しない
亜嵐:分かった…
隼也:亜嵐、お前あっちゃんと話す時あったらおめでとうって言っといて
隼也:あと俺が参加しない事も内緒でな…
亜嵐:分かった…。結婚式終わったらお前の家行っても良いか?
隼也:あぁ…大歓迎だよ…
亜嵐:オッケー、終わったらすぐ行くから
隼也:気を付けてな…
亜嵐:おう、じゃあまたな
隼也:うん…
そして、互いに電話を切った2人
隼也:ハァ…
隼也:(俺なんかが行ってもあっちゃんが嫌な気持ちになるもんな…)
隼也:(もう俺があっちゃんの隣にいる資格は無いんだから…)
隼也:(俺って本当に弱い人間だよ…)
隼也:あっちゃん…大好きだよ…泣
隼也:…グズッ
その後、隼也は数時間1人で泣いていた