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3話
元々体調が悪かったのに、無理をしたからか、結局四時間目に体調が悪くなって、早退することになった。
その都度、おとうさんには申し訳ないと思う 。
🐤 『 …… 』
👨🏫 『 じゃあまた、良い夏休みを 』
🐤 『 ( 頷 ) 』
さっきまで嫌いな先生…担任と話していた。
こんな優しくするなら最初から嫌っててよ。
どうせあの先生もりうらのことが嫌いなんだ。
だから、りうらが悪いって決めつけたんだ。
裏切るくらいなら、最初から嫌っててよ。
👨 『 りうらの父です…💦 』
🐤 『 おとうさん… 』
そんなこんなしていると、おとうさんがきた。
スーツ姿だった。多分仕事中だったんだろう。
ものすごく申し訳ないな…りうらのせいで。
👨 『 よし…じゃあ帰ろうか 』
🐤 『 うん 』
ー 夏休み中
夏休み中は誰とも連絡をとっていない。
でも、唯一アイツとは連絡をとっている。
体調の話とか、遊びに行く話とか。
でもほとけっちは、終業式の前日に熱を出して早退したらしい。
確かに終業式の日にほとけっちはいなかった。
でも、体調が回復したらしいから、遊ぶことになった。
ー らいん
💎 『 りうちゃーん 』
🐤 『 ん? 』
💎 『 いつ遊びに行く? 』
🐤 『 8月3日なら空いてるよ 』
💎 『 じゃあその日行こう! 』
🐤 『 いいよー了解 』
💎 『 何して遊ぶ!? 』
🐤 『 キャラのグッズとかかいにいく? 』
💎 『 天才ありあり✨ 』
💎 『 今コラボもやってるもんね! 』
🐤 『 うん、ちょうどいいし行こうよ 』
💎 『 うん!絶対行こうね! 』
🐤 『 ( スタンプ ) 』
すこしつらいおもいをしているりうらの中でのほとけっちの存在は、光のような存在だった。
うれしかった。りうらをこんなに愛してくれるひとが、こんな身近にいただなんて。
こんな仲良くなれるともだちは、小学生6年生の頃以来だったと思う。
ー 8月3日
今はカラオケにいる。 歌って、ストレスを発散しようということだった。 でもふたりとも病み上がり。 あほらしい。
🐤 『 ~🎶 』
💎 『 ~🎶 』
でもやっぱり、りうらのともだちはあの5人。
そう思わされるひと時だった。
ー 8月3日の LINE
🐤 『 今日はありがとう!楽しかった! 』
りうらは大体、遊んだあとはらいんで感謝を言う。これはりうらの美学。
💎 『 こちらこそだよー!ありがとう! 』
すると返事が返ってきた。嬉しかった。
だから、また遊びに行こうと誘った。
🐤 『 また遊びに行こうね 』
💎 『 うん!4人も誘っていこうね! 』
すると、「行こうね」と言われた。
でも、ひとつ引っかかる。
「4人で」遊びに行く。
あのグループには6人いるはず…。
仲良し度で考えると、もぶ2くん…?
🐤 『 4人?もぶ2くんは? 』
💎 『 うーん…僕あの子苦手なんだよね 』
すると、ほとけっちは告白した。
もぶ2くんが苦手…?仲良くしてるのに?
🐤 『 え、なんで? 』
💎 『 だって急に入ってきたし… 』
💎 『 なんかそのせいでりうちゃんが離れていった様な気がして嫌なんだよね 』
それは意外な理由だった。
でも、ほとけっちとりうらの思いは同じだったらしい。
🐤 『 それ、りうらも同じかも 』
💎 『 そうだよねッ!?なんかねー… 』
でもこれ以上話すと愚痴大会になりそうだったから、がんばって話題を変えてみた。
🐤 『 じゃあ、4人誘ってどっか行こうね 』
💎 『 うん!約束ね! 』
たのしいな
そう思える日だった。
🫧🫧🫡
コメント
1件
初💬失礼します 😖💗 めちゃくちゃ好きなタイプの小説で 一気読みしました 🫣💕 水彡の 『 急に入ってきたし そのせいで赤ちゃんが 離れていったような気がして嫌だった 』 という言葉が同じ経験を したので胸に刺さりました 😢💘