自分と一緒に押し込まれたリーナやエマ、子供たち。
手足は鎖につながれたままで逃げ出すことはできそうにない。
アンジェリカは、彼らを守るように出来るだけ身を寄せ、その時が来るのを待っていた。
――アンジェリカ達がオークション会場に移動する少し前。
皇女宮では、主の不在が騒ぎになり始めていた。
「アンジェリカ皇女殿下は、まだお戻りにならないのか!」
ジークハルトの声にこたえるものはいない。
発足されたばかりの親衛隊の隊員はみな顔を見合わせていた。
「誰か皇女殿下がおられる場所を知っている者はいるか?」
声を張り上げたジークハルトに、隊員たちが首を横に振った。
高くにあった陽は********
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