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『おはよぉ』
私は起きてすぐ数ヶ月前にネットで知り合った40前半既に結婚済みの男にLINEした。まだ寝ているのか既読はつかない。私は通話をかけて起こした。
『おはよう』
眠そうに彼が言った。
『おはよぉ』
私もわざと眠たそうに言った。
別に彼は結婚しているから付き合っている訳では無いが、私がただ1人だと寂しいから彼に依存しているのだ。
『今日は学校行くの?』
『12時になったら行く…』
そもそも学校は好きじゃない。友達と呼べるような人はいない、勉強は嫌いだし、そもそも行くのがめんどくさい。私はもう通信の高校に行くことは決まってるし、その高校から合格通知も来てる。でも今の中学校生活は受験もあるし地獄に等しい。 先生も学校に来て欲しいようだし、授業中も死んだように寝てしまうし本当にどうしよもない。
学校に行くまでの間彼と話していた。ほとんどどうでもいい話しかしなかったが、私は彼と話しているそんな時間がそれが楽しい。
時間は12時になった。あっという間だ。
『そろそろ学校行くね』
『わかったよ、行ってらっしゃい』
彼は私が学校に行く時間まで話てくれた。
学校に行ってる途中私はいつもネガティブになる。
[彼は私のことどう思っているのだろうか。ウザイとかめんどくさいとか思っているのだろうか。それに私は彼を怒れせたりしたのとが何回かある。大半は私がつく嘘で始まる。なのに彼が私といてくれる理由が未だに分からなかった。]
(姉ちゃん!)
頭の中で声がした。私の弟の声がした。
(姉ちゃんは悪くないよ!アイツが姉ちゃんのことを何もわかってくれないだけなんだよ!僕アイツ嫌い!怖いもん!すぐ怒るし!)
奈利という小6の男の子。私が中1の時に出会った。私のことを1番に見てくれるしっかりしたかわいい弟だ。とは言っても、奈利は私の幻覚、幻聴に近い。それでも私の中にいることは変わりない。
『それは私が怒れせるようなことをしているから怒られるの。ほら、この前も私が嘘ついたから怒ったでしょ?』
(でも姉ちゃんは治すように努力してるのに!それを貶されて!悲しくないの?)
『もちろん悲しいさ。でも1番悲しいのは私がこういう人に生まれてしまったことだよ。だって、嘘をつくことで怒れせ、泣かせ、失望された。私の横にいてくれる人はこの世にはいないのかもしれない。でも、君たちのおかげで私は生きれている。私は死んで生まれ変わらない。この人生で生まれ変わる。』
(わかった…でも!辛くなったらすぐ言ってね!僕が姉ちゃんを守るから!)
『ありがとう』
本当は私もこういうことを言える兄弟姉妹が欲しかった。