〈ごめんなさい。風邪引いて、熱も出たので今日のデートなしでお願いします…〉
《そっか、わかった。お大事にな》
「はぁ…最悪だよ〜…」
今日は般若さんとデートの予定だったのに、昨日の大雨でケチって傘を買わなかったせいで案の定、風邪を引いてしまった。忙しい彼に久々に会えるデートだったのに…。
ガチャガチャ
「ん…?」
『お邪魔するぞ、〇〇。大丈夫か?』
「は、般若さん…?なんで…」
『なんでって、彼女が風邪ひいて辛い思いしてるのに、見舞いに来ない彼氏なんかいないだろ?大丈夫か?』
「だ、ダメですよ…!風邪うつっちゃ、ゲホッゲホッ…」
『〇〇こそ、無理すんなよ。とりあえず、ゼリーと飲み物と、いろいろ買ってきたけどなんか食うか?』
「あ、じゃあ…ゼリーいただきます…」
『わかった。みかんで良かったか?』
「はい…大丈夫です…」
ゼリーを食べていると、薬と水を持ってきてくれた
『とりあえず、それ食ったら薬飲んでゆっくり寝てろよ。』
「…忙しいのに、ごめんなさい」
『気にすんな。デートならいつでも行けるし、〇〇はすぐ抱え込むんだから…いつでも俺に相談して欲しいし、いつでも甘えてくれ。な?』
「ありがとう、般若さん…」
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ゼリーを食べて、薬も飲んで眠った〇〇の寝顔を見つめる。
『俺はいつも〇〇に助けられてるんだよ。だから、俺もお前の支えになりたいんだ。いつもありがとう。今日くらい、ゆっくり休んで、次はデート行こうな 』
愛おしい寝顔を見ながら、手を握りながら、俺は〇〇の額にキスをした。
コメント
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揚げちゃん天才✨️やばぁぁぁぁい🖤
天才1名発見しました✨
あれ天才かな、?