コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これは、隠れ鬼だ。
鬼が目をふさいでいる間に他の人が隠れ、後に鬼がそれを見つけだしては逃げるという単純なルール。
でも、これはそんな簡単じゃない。
絶対に見つかってはいけない。
鬼は一人、そして隠れるのもオレ一人。
『彼』がオレがいなくなったことに気が付いた瞬間、ゲームは始まる。
捕まったら最後、オレはまたあの部屋に逆戻りだ。
そんなのもう、こりごりだ。
『彼』はオレがずっとここにいて、自分のそばで生きていて欲しいと言うけれど、
オレはそんなこと望んでない。
『彼』にはもっと明るい世界で生きて欲しい。
そのために、オレはナオトたちに会いに行かなければならない。
『彼』を救うために。
「──── タケミっち…、?」