※ご本人様とは全く関係ありません
※自己満長編(予定)
※大学パロ
※年齢操作あり
※キャラ崩壊あり
※始めは仮でお名前違いますが全員すぐに戻るようにしています。
(※こんなん大学にねーよ!みたいなこといっぱいあると思いますが、α世界線の大学こんなんか〜ぐらいに思ってください。)
後にRも入ります。地雷は自衛お願いします。
sm 視点
暖かな風が前髪を揺らす季節。
俺はこの春からずっと志していた白尾大学に通う。
進学と同時に一人暮らしを始めたが、元々1人でいることに抵抗がない為、所謂ホームシックなんてものとは無縁だった。
それに、俺にはどうしても早く一人暮らしがしたい理由があった。それは、、、
自分でも思う。
こんな無表情で如何にも真面目ですよ、みたいな顔してるくせにBLが好きなのか、と。
だが待ってほしい。
本を読むことや映画を観ることが趣味だった俺にとって、ほんの少しの好奇心で男性同士の作品に触れることは必然だったのではないだろうか?
素晴らしい作品に出会ってしまえばそこからは早かった。あれよあれよと言う間にBL作品にハマり俺は立派な腐男子になってしまった。
まぁつまり何が言いたいかというと、
実家暮らしでは思う存分BL作品を楽しむことができないのだ。
決して後ろめたい気持ちなどがある訳じゃない。
ただ、これを見ているお前らなら分かるだろ。
如何せんBLというのは、かなり激しいものも多い。とてもじゃないが親の前では気まずくて見れん。
と、まぁそんなこんなで夢の一人暮らしを手に入れ、腐男子活動に精を出してる訳だ。
日々、大学とバイトを行き来しながらBL作品をご褒美に生きる。
ーー全くもって有意義な生活だ。
ーある日のバイト帰り。
すっかり日が暮れ、思ったよりも店締めの手伝いが長引いたなと足早に家路に就く。
マンションに着きエレベーターを上がれば直ぐに自分の部屋だ。
スムーズに家へ入れるようにと鞄から手探りに鍵を探す。
が、なかなか見当たらない。
鞄を覗き込みながら探れば、
sm 「…あった。」
思わず声が出てしまうくらいには焦っていたが、見つかったことに胸をホッと撫で下ろす。
なんだか頭の中で母親に小言を言われている気がするが、ここには居ないのだからと華麗にスルーを決める。
鍵が見つかったことに安心しながらエレベーターを降りると、隣室の前に金髪で天パの男がしゃがんでスマホをいじっている。
同じマンションの住人ではあるものの、いつも会えば会釈する程度。
部屋の前で何をしているのか気にはなったが、こういうのは首を突っ込まないのが吉。
こちらに気づいた彼は顔を上げる。
目があい反射的に会釈をすれば相手もニコッと笑いながら会釈を返す。
何気ない隣人との交流。なんてことはない。
気にしないようにしながら自室の鍵を開け入る。
荷物を置いてベッドへ腰をかければ一息。
帰宅中、家に着いたら何をしようかとあんなに考えていたのに何故か隣人の顔がチラつく。
早く忘れようと他のことに手をつけるが、どうしても気になってしまう。
ーー何故部屋の前で座っているのか
気になりだしたら止まらなくなる。
、、、そういう性なんだ。
sm 「…あぁ、くそっ..、」
もう居なくなっててくれ、なんて淡い期待を胸に抱く。
本当に、自分の探究心に嫌気がさす。
恐る恐るドアを開けると
ガチャ、、
kr 「…ぅぉっ⁉︎」
あぁ、、、。
自分を抑止する希望が潰えた声が耳に入る。
ソロリと外を覗けば先と変わらずドア前にしゃがみ込む彼と目が合う。
俺がドアを開けると思っていなかったんだろう。
目を見開いて少しだけ驚いた表情をしていた。
sm 「…こんばんは」
kr 「..ぁ、こんばんは…?」
sm 「……なんでそんなとこで座ってるんですか。」
kr 「ぇ…ぁ〜、えっと鍵、無くしちゃって…」
ははと眉尻を下げ頬を掻きながらそう言う。
あー、そう言うことか、、、。
sm 「…業者は?」
kr 「電話したんだけどこんな時間だからさ。明日じゃないと来れないって言われちゃって…」
困ったなぁ、と笑う。
しまった、、、。やっぱり面倒くさいじゃないか。
ここまで聞いておいて
あぁ、そうですか。ではさようなら。
と言うわけにはいかないだろう。
しばし考えた後に
sm 「………うち、来ますか。」
kr 「ぇ…いいの?」
戸惑ったようにそう聞き返される。
それもそうだろう。
自分でも、危ないだろとか諸々の考えはある。
でも、ここに住み始めて何度か顔を合わせたが
何となく、悪い人じゃなさそうだと本能的に思う。
それだけで家に上げるのは、、、
まぁ、うん。
どうかしてるとは思うが。
sm 「…ちょっと…待っててください。」
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