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ハル / haru 📖🪡🥲 様 リクエストありがとうございました。
最高すぎます😭❤️🔥
獅子 の 目覚め と 心臓 の 歩み ___ 灰羽リエーフ 孤爪研磨
これ は なんの 変哲もない 日曜日 の 朝 の 事 。
部活集合時刻 の 45分前 。 鼻歌 を 歌いながら 部室 で ジャージ に
着替えてる 長身 の 青年 が 居た 。
その 高い 身長 は 高校生 とは 思えないほど 。
白髪 の 髪 に 翡翠 の 瞳 。
ロシアンブルー の 様な 彼 は 灰羽リエーフ だった 。
そんな 最中 、 部室 の ドア が 開く のが わかった 。
「 あ 、 リエーフ … 」
その 開けた 主 は 金髪 が 印象的 だけど 少し 生え際 は 黒 。
猫背 の 背中 に ゲーム機 を 片手 に 入ってくる 。
音駒 の 心臓 。 その 名 も
「 ?! 、 研磨さん !! 、 おはざーす !! 」
孤爪研磨 。
「 おはようリエーフ 。 相変わらず 元気だね … 」
少し 気だるげ に 挨拶 を 交わす 。
「 俺 は 何時も 普通 ですよ ! ん 、 そういえば 研磨さん 、
今日 早いですね 。 それ に 黒尾さん も 居ないし … 」
リエーフ は いつも 隣 に いるはず の 黒尾鉄朗 の 不在 に 気 が 行く 。
「 あぁ … クロ は 何時もどうり 、 あと 15分後 ぐらい には 来るよ 。
今日 は 俺 が 一本 早い 電車 、 乗っちゃった だけ だから … 」
そう 言って ゲーム機 の 電源 を 切り 、 着ていた パーカー を 脱ぐ 。
「 … って 事 は 今日 、 アタック練習 、 研磨さん と 一対一 ?! 」
リエーフ が シューズ を 片手 に 自身 の 幸運 に 歓喜 する 。
「 えぇ … やだよ … クロ 来てから … 」
研磨 の そんな 反応 に 少し しょげる リエーフ 。
そんな リエーフ を 見て なんだか 悪い 気 に なった のか 言葉 を 続けた 。
「 じゃあ … ちょっと だけね 。 」
その 言葉 は 今 の リエーフ には 一番 嬉しい 言葉 だった 。
「 !! 、 ありがとうございます ! 研磨さん !! 」
一通り 掃除 を して ネット を 張る 。 それから 練習 開始 だ 。
「 じゃあ … ちゃん と ボール 、 返してね 。 」
そう 言って 研磨 が トス を 上げれる 様 に 位置 に 着く 。
「 任せてくださいよ !! 」
自信気 に 言う と ボール を 研磨 が トス を 上げやすい 様に 上げる 。
研磨 は リエーフ の 動き を 一秒 たりとも 見逃さない 。
バックスイング の 大きさ 、 ジャンプ の 踏み込み の 位置 。
目線 、 今 の リエーフ に 合う様 に トス を 上げる 。
そんな トス は リエーフ の 手 に 当たった 。
と 思ったが それ は 勘違い だった 様で ボール は
ネット を 超える 事 無く 、 床 に 着いた 。
「 うぅ … クッソ … 研磨さん ! もう一本 !! 」
また ボール を 上げる 。 研磨 が トス する 。 失敗する 。
ボール が 上がり 。 研磨 が トス し 、 失敗 する 。
これ が 何回 も 続いた 。
これ は 研磨 の 中 でも 少しの 苛立ち に 変わって行った 。
「 ねぇ 、 リエーフ 。 」
「 は 、 はい … !! 」
先輩 、 研磨 の 苛立っている 姿 に 肩 が 震える 後輩 リエーフ 。
勿論 感情 の 起伏 を あまり 見せない 研磨 だから と 言うのも ある 。
「 リエーフ は なんで 毎回毎回 、 違う 位置 で 打つの … ?
トス を 上げる にも 上げられないんだけど … 」
確かに 研磨 の 言う 事 は もっとも だ 。
毎回 ばらばら の 感覚 で 打つ リエーフ に 合わせて
トス を 上げる のは 難関 だろう 。
「 俺 は 烏野 の セッター じゃない から
毎回 その 選手 に 合わせられないし …
同じ 様に 飛んで 貰わない と 合わせられないんだけど … ? 」
「 ハ 、 ハイ … 」
リエーフ の 思考 にも 毎回 同じ 様に という 事 が 流れ始めた 。
「 … 同じ こと を … 同じ 様に … 」
リエーフ は 目 で しっかり 、
ネット 中央 の ネット から 60 センチ 程 の 高い 位置 を 見つめる 。
あそこ に 届くか … ?
いや 、 絶対 に あそこ に ボール を 持って行く 。
そう 決意 して 走り出す 。
研磨 は その リエーフ の ジャンプ に 驚く 。
これ 、 一番 飛べてた 時 の 感じ 。
リエーフ は これ を 分かって 今 動いて いるのかな …
そして 今日 、 リエーフ が 一番 飛んだ 高さ は およそ ネット 上 60 センチ 。
あ 、 ここか 。
する と 快感 を 覚える 様な
ボール が 床 に 叩き つけられる 音 が する 。
「 ナイス アタッーク 。 」
黒尾鉄朗 が 拍手 を しながら 一言 。
「 リエーフ が 研磨 と 練習 なんて 珍しい 。 」
夜久衛輔 は 感心した 様に 言う 。
二人 が 体育館 の 扉 を 開けて 言う 。
「 あ 、 クロ … 夜久君 … 」
成功 した 安心 と 黒尾 等 の 常識人 が 来た 事 にも 安心 する 。
「 黒尾さん ! 夜久さん! さっき の スパイク 、 見てましたか ?! 凄かった ですよね ! 」
「 はいはい 。 凄かった 。 凄かった 。 思考 、 小学生か 。 」
夜久 が はしゃぐ リエーフ を 宥める 様に 言う 。
「 夜久さ~ん ?? 最後の方 ディスりましたね~ ?? 」
「 ディスってませーん 。 全部 褒めてまーす 。 」
研磨 は そんな 二人 の 三年生 の 会話 を 聞いて 少し 溜息 を つく 。
「 … リエーフ 。 」
「 あ 、 はい 。 なんですか ? 研磨さん 。 」
「 今の感覚 。 覚えててね 。 」
「 … はい ! 」
ちょっと じんじん する 手 を ぎゅっと 握り しめて 返事 を する 。
そんな なんの 変哲もない 日曜日 の 朝 の 事 だった 。