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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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「キドおかえり!って、あなただぁれ?」

と白いふわふわな髪をした幼女が僕の方を見て首を傾げる。

零「僕の名前は零☆能力は天候変化だよ!」

こう簡易な自己紹介をすると幼女も続けて

二「私ニアって言うの!能力は硬直!こう見えて私強いんだから!」

そう自慢げに自己紹介をする。まぁ、ここにいる時点で強いのだろうな、と考えたが口に出さないでおこう。ニアはキドの方に向け「零に顔、見せないの?」と純粋な眼差しで聞く。キドは少し間をあけて

キ「……アイツらが揃った見せますよ。」

僕にはあいつらのことはまだ分からないが少し右を向き言い放つ。ニアは満面の笑みで

二「わかった!カノとコノハでしょ?呼んでくる!あ、でもコノハ来るかなぁ、」

うーん、と唸りながら元いた場所へ帰る。少しの間静寂が訪れる。それを破ったのはキドだった。

キ「待っておきましょう。色々話します。こちらに来てください。」僕はその言いなりに従うしかなかった。




二「キド!カノとコノハ連れてきたよ!」

と元気そうな声でてちてちとキドに寄ってきた。その後ろから身長が高い人と臙脂色の髪が特徴的な人が出てきた。

キ「カノ、コノハ。座って下さい。」

カノとコノハと呼ばれている人がキドの近くに座る。ニアは僕の隣で絵本を読みながら座っている。

キ「それでは、自己紹介を。カノから」

カノと呼ばれている背の高い人が面倒くさそうに口を開く。

カ「俺はカノ。能力は隠蔽。まぁー、あれだ。自分とその周りの人を極限まで見えなくするっていう能力だ。よろしくな」

三白眼の目がキョロキョロと動きながら説明してもらう。それを僕は黙って聞く。

コ「……」

もう1人の子が下を向き黙っている。そのことを見たニアは読んでいた絵本をたたみコノハに言う。

二「コノハ!零に自己紹介して!」

大きな声を出され「ふぁッ、」と腑抜けた声がコノハから聞こえてきた。コノハは涙目になりながら

コ「コノハ、です。えっと…能力は、虚空飛で。能力発動したら、なんでもぶっ飛ばします、よ…よろしく」

キ「最後は僕ですね。僕の能力は読心です。顔は…こんなのです。」

と言い顔にあった狐の仮面を外す。僕は驚愕した。左目から頬にある痣がすぐ目に入った。

キ「驚きました?僕は能力せいでこうなったんです。まぁ、僕はこの痣に愛着が湧いてますけどね。」

と、痛々しい痣を触りながら言う。不気味やネガティブな思考ではなくただ「かっこいい」こんな思いだけがあった。

零「あのッ…!」

僕が言おうとした言葉は無情にも耳奥に響くサイレンにかき消された。

キ「…行きますよ。オアソビです。」

顔を見せる為と外していた仮面を固定の位置に戻し言う。見せてくれた痣がうっすら黒くなっていたのは見間違いだろうか。



敵「オーオー、あんたたちから来てくれるとは思ってなかったわ。

まぁ、あんたらから来てくれるということは…って、まぁーた増えてんな。」

僕の方を見ながら言い放つ。僕は訳の分からぬまま今いる場所に突っ立った。

キ「お久しぶりです。さぁ、決着つけましょうか。」




最終回。(仮)『何故。』

「ギャハハ!たっのし!」


「何で?ねぇ、何でよッ!!」


お楽しみに。

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