この作品はいかがでしたか?
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ある学生さんの話–
sha「あ、りぃ〜一緒に帰らへん?」
『あ、しゃおー帰ろ帰ろ〜』
コイツと私は幼馴染。
少女漫画のような恋心も生まれることはなく
高校2年生にまでなってしまった。
つまらないなぁ、なんて感情が渦巻く。
そんな時、こいつは私に問うてきた。
sha「なぁ、好きな人、おる、?」
───、は?
『いまのとこ、いないけど。』
sha「…ふーん、そか。」
なんなの?自分から聞いてきたくせに。
興味無さそうじゃないか。
私に好きな人がいないことぐらい、
幼馴染であるお前が1番分かってるじゃないか。
沈黙。どうしたのだろうか、なんて。
コイツは口を開く。
sha「…せや、渡したいものがあるんや。」
『なに、毒入りの食べ物とか渡さないでね?』
sha「当たり前や!!」
キレのいい突っ込みに笑みが零れる。
sha「…これ、や、」
いきな真剣な顔をしたと思ったら、今度は植物を渡してきた。
…顔が赤く染っているのは、夕日のせいだろうか
その植物を受け取り自分の手の中を見る。
赤いアネモネ、か。
『急にどしたの?』
sha「…俺の、”想い”、や。」
『…ふーん。』
しゃおの、”思い”、ねぇ…
『…ありがと。』
『お返しは、ツルニチニチソウ、でいいか』
sha「…そんな返し、要らんねん俺は。」
───まぁ、精々私のために頑張ってよ。
赤いアネモネの花言葉⇢君を愛す
ツルニチニチソウの花言葉⇢生涯の友情、幼馴染
✄——————-‐
いきなり失恋w
りぅにもてつだってもらってつくった!
はーと、こめんと、フォローよろしく!
ばいれぅ!
コメント
6件
すごい👏続き楽しみにしてるね。*.🌙