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ある日、元貴とちょっとした事で揉めて
機嫌を直してもらうべくコンビニで昨日頼まれていたプリンを買ってきた。
「ただいま〜」
・ ・ ・
いつもの「おかえり」は帰ってこず、
リビングへ向かうとソファでスマホをいじっている姿が見えた。
「元貴〜、プリン買ってきたよ」
「……別に、食べたいなんて言ってないけど?」
拗ねモード入ってるなぁ、これは
「え、でも昨日“プリン食べたいな〜”って言ってたじゃん」
「言ってないし」 (めっちゃ言ってた)
ニヤニヤしながらスプーンを渡すと、元貴はぷいっと顔をそらして受け取らない。
「いらないってば」
「じゃあ俺食べよっかな」
「……っ、勝手にすれば?」
プリンのふたを開けた瞬間、
「……やっぱちょっとだけもらう」
って、もそっと近づいてくる。
スプーンを差し出すと、照れ隠しなのか無言でぱく。
「どう?美味しい?」
そのあと顔を真っ赤にして、
「別に……」
「いや、完全に美味しそうな顔してたけど?」
「してない!」
若井は笑いをこらえきれず、つい頭をぽんぽん。
「元貴、ほんとツンデレの天才だな〜」
「うるさい!!その単語禁止!!」
でもそのあと、ちょっと黙ってから、
「……ありがと」って小声で言ってきて、
心臓持ってかれるかと思ったのは内緒。
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こういう日常のちょっとした萌え凄く好きです(*´ω`*)