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学校に着いた僕とラグーンは、教室に入室した。学校は二階建てで、教室は三部屋しかない。
先生も三人しか居なくて、先生達は大忙しでせわしなかった。
授業の準備や、生徒の登校の見守り色々な事をやらなくてはいけない。
前世で僕もそうだった。やるべき仕事が多くて残業や、失敗をして怒られたり。大人は嫌なことだらけだ。
学校は前世の田舎にある、学校みたいだった。
「ラグーン君に、アレン君。おはよう」
この女の子はリサベル・トーマスで、魔法を使うのが得意。まあ学校で習う初心者魔法だけどね。
リサベルは男勝りな女の子で、力も強い、頭も良いで、良いところだらけだ。
そんなリサベルだが、人見知りが激しくて、僕とラグーン以外とは、あまり仲良く出来ていない様たった。
因みに僕は初心者魔法の他に、中級魔法を少し使える。勇者の孫の力だ。
リサベルは僕たちに近づくと
「今日の放課後、魔物の森に行きましょ。いいかしら」
魔物の森というのは、大人達が絶対に入ってはいけないという森の事で、通称開かずの森と呼ばれている。
入ると無事に帰ることは出来ない、そう言われているのだ。
僕はとても魔物の森には入りたくないが、ラグーンやリサベルが行くから大丈夫だろう。
「いいぜリサベル、アレンも行くよな」
大丈夫だろうけども、やっぱり怖い。行きたくないな。だけど友達が行くんだ、僕も行かないと。
自分の中で行くか、行かないかで、闘っている。友達が行くのに怯える僕と、勇敢な僕、どっちが勝つのか?
「行くよ」
勇敢な僕が勝った様だった。しかし夜に行くしか無いだろうな。昼間は大人の目があるから、注意されてしまう。
だから出発は、夜のほうが都合が良いのだ。リサベルもそれを解ってるみたいで、リサベルは
「今日の夜中十二時に開かずの森前に集合よ、良いわね」
「「おう!!!」」