俺の運転で植物園へ出かけた。
薔薇が満開。阿部ちゃんは嬉しそうに薔薇のゲートをくぐっていく。
中でお気に入りの品種とか、歩き回る阿部ちゃんとか、たくさん撮った。
お日様の下で花に囲まれて笑顔を見せる阿部ちゃんはホンマに綺麗やったし、表情もくるくる変わって撮り甲斐あった。
ポーズの指定ももちろん上手にこなしてくれる。
途中には『しゃべる練習』とか言って、薔薇の解説を読んで聞かせてくれたりもした。
🧡「楽しかった?」
💚「うん、めっちゃ楽しかった!お天気も味方してくれたし良かったね」
花と太陽、綺麗だったなぁと話す阿部ちゃん。
こんな事言ったら意識させるかなとか考えながら、俺は口を開く。
🧡「阿部ちゃんが一番良かったけどな」
💚「え?」
🧡「お日様より輝いてたし、花より綺麗やった」
💚「えぇ、ほんとに?それはめっちゃ嬉しい」
阿部ちゃんが嬉しそうに笑って、その笑顔もお日様みたいで、俺の心には花が咲いた。
🧡「阿部ちゃん」
💚「うん?」
🧡「俺、実はずーっと阿部ちゃんの事好きなんかなって思ってて」
💚「康二」
🧡「で、これが同情なんかホンマなんかずっと考えてた。でも今日わかったわ、俺やっぱり阿部ちゃん好きやわ」
阿部ちゃんは黙って聞いてる。
俺は心臓の音がうるさいほど鳴ってる。
あかん、運転に集中しよ。そう思った時。
💚「たぶん、俺の方が先に好きだったよ」
阿部ちゃんが確かにそう言った。
🧡「ホンマに?いーや俺が先やな」
💚「そんな事ない、俺!」
2人で俺が先だって言い合って、笑って、信号待ちで手を握った。
いつもならその日すぐ現像するけど、今日は阿部ちゃんといたくて後回しにしてご飯作った。
食後にはとっておきのコーヒーも。
🧡「今度グランピング行こ」
💚「行きたい!行ったことない」
🧡「めちゃくちゃおもてなしするで」
💚「楽しみ!」
子どもみたいにはしゃぐ阿部ちゃんが可愛い。
🧡「なぁ阿部ちゃん。俺ら、両思い?」
💚「そうだね」
🧡「わーどうしよ、なんか照れるわ」
💚「そう?俺は嬉しいよ」
ちょっと照れで誤魔化そうとした俺を阿部ちゃんが覗き込んできた。
『おいで』って肩を抱いてくっつく。
あとキスするだけやのに、ここまでできたのに肝心なところでスッといけへん。
💚「康二」
🧡「んー?」
俺に頭をくっつけてた阿部ちゃんがこっちを見る。
💚「また、写真撮って?」
🧡「ええよ」
💚「康二のものになったとこも、撮って?」
🧡「え」
💚「俺、自分がどんな顔で康二のものになるのか見たい」
🧡「…めーちゃ、エッチな事言うやん」
片手やと下手くそかも知らんで?俺テクニシャンやのにって言うたら阿部ちゃんは笑ってた。
その後キスした阿部ちゃんの唇は思ってたよりちっちゃくて、でも一生懸命吸い付いてきて、めっちゃ可愛かった。
コメント
11件
えーキュンやん🧡💚 もーあべちゃんたら🫣🫣
めっちゃ、可愛いし、なに、行為中に撮ってって最高にえろい🤩🤩🤩