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おかかかかゆ
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第五十話 罪と救いの終着点
そしてー、
???「…そんな心配しなくても大丈夫ですよ」
tt「っ!」
tt(幼)「え…?なんで…」
tt「noさん!?なんでここに…」
no「ttさん、あなたを迎えにきました」
今に至る。
tt「迎えに…?てかそもそもどうやってここに…」
no「僕は精神に対して直接呼びかけることが可能なんです。だから今ttさんの精神世界に少しお邪魔しているという状態ですね」
突然のnoさんの登場に困惑しつつも俺は納得する。
no「それで…」
するとnoさんの視線が幼い俺の方に向く。
no「今、僕が許してくれるかとかどうとか言ってませんでしたか?」
tt(幼)「っ…!」
幼い俺の体がビクリと震える。
tt(幼)「そのっ…5年前、俺のせいでなおきりさんを堕天させてもうたから…」
no「はい、そうですね」
tt「!?」
こ、肯定したっ!?
no「あなたのせいで僕は5年前堕天してしまいました」
tt(幼)「っ…」
幼い俺は今にも泣きそうな顔で唇を噛み締める。
かくいう俺もnoさんの言葉に少しショックを受ける。
しかし…
no「…って、言って欲しかったんですか?」
tt(幼)「…え?」
noさんはあっけらかんとした顔でそのように尋ねた。
no「ttさん、この際はっきり言わせてもらいます。僕はあなたのせいだなんて思ったこと、一度もありません。僕は自分の意思であなたを救うと決めたんです。だからあなたを責めることはできません」
tt(幼)「…」
幼い俺はnoさんのことをぽかんとした顔で見つめている。
no「ttさん」
noさんはしゃがみ込み、幼い俺の頭を優しく撫でる。
no「あなたは自分を責める必要なんて何一つないんです。許すも何も、僕はあなたのことそもそも最初から責めてなんていません。だからもう…」
noさんはにこりと微笑む。
no「救いの手を取っていいんですよ」
tt(幼)「っ…!」
幼い俺の目に涙が滲む。
tt「noさん、ごめんなさっ…俺っ…!」
no「ちょっと待ってください、ttさん」
noさんは幼い俺の言葉を遮る。
no「こういう時はごめんなさいじゃなくてもっと他の言葉があるでしょう?」
幼い俺はハッとした顔をし、そして、
tt(幼)「…noさんっ、ありがとっ…!」
と言ってへにゃりと笑った。
noさんもその様子を見て満足げに笑った。
その時、
jp「tt!」
tt「っ!」
また、声が聞こえてくる。
振り返ると…そこにはみんなが立っていた。
jp、yaくん、ur、svさんだけでなく、hr先輩、naさん、etさん、rn、dn先輩、mf生徒会長、みんなが立っていたのだ。
tt「みんな…」
ya「tt、早く帰ってこいよっ!」
ur「みんなttさんのこと待ってる」
hr「ttは俺たちのこと、救ってくれたから」
na「今度は私たちが」
et「ttを救う番だよ!」
rn「ttさん、お願いです」
dn「早く戻ってきてっ!」
mf「俺たちのこと信じて」
sv「俺たちの手を取って欲しい」
jp「…tt」
jpがふわりと微笑みながら手を差し出してくる。
jp「一緒に帰ろう」
tt「…!」
俺はその手を取りかけるが直前で躊躇う。
その時、
tt(幼)「早く取ったったら?」
tt「…!」
tt(幼)「…みんなお前の帰りを待ってくれてるんやろ?」
tt「っ…!うん!」
俺はもう一度みんなの方に向き直る。
みんな柔らかい笑みを浮かべて俺のことを見つめてくれている。
そして俺は一歩踏み出し、jpの手を取りぎゅっと握った。
・・・
tt「…ん」
ゆっくり目を開ける。
起きて一番最初に目に入ったのは…
jp「あっ…起きた…。ttが起きたぁ!!(泣)」
涙でぐちゃぐちゃになったjpの顔だった。
jp「うわあああ!!よかったぁ…!!よかったよぉ…!!(泣)」
tt「ぐえぇ…じゃ、jpっ…ぐるじい…」
jpにきつく抱きしめられ俺は苦しみの声を漏らす。
jp「このままttが戻って来なかったらどうしようかと思ったっ…!(泣)」
tt「…ごめんな」
jp…俺のことそんな心配してくれてたんやな…。
ya「tt…」
ur「ttさん…」
するとyaくんとurも俺に呼びかけてくる。
tt「ん?どし…んえぇ!?」
ya「っ…(泣)」
ur「…(涙目)」
tt「2人まで泣いてんの!?」
ur「なっ…!お、俺は泣いてないし!//」
ya「ふっ…うっ…ttっ…よかったぁ…!(泣)」
tt「心配かけてごめんな?」
ほんま…yaくん泣いてばっかやなw
そして俺は振り返る。
そこには優しく俺たちの様子を見守るみんなの姿があった。
俺はみんなに向かってにこりと笑い、そして、
tt「みんな…ただいま。…俺のこと迎えにきてくれてありがとう」
と言った。
hr「おかえり!」
na「おかえりなさい」
et「おかえり、tt!」
rn「おかえりなさいです!」
dn「おかえり〜!」
mf「おかえり」
sv「おかえり、tt」
みんなもそのように返してくれる。
そしてみんなが俺のことを一斉に取り囲み、俺の無事を喜ぶ。
no「…ふふw」
その様子をnoさんが遠目に見守っているのだった。
・・・
あれから数日たち、俺たちは元の日常へと戻っていった。
tt「ゴミ拾い〜♪ゴミ拾い〜♪」
俺は現在先生に頼まれ学園のゴミ拾い中だ。
jp「…またゴミ拾いやってる〜」
すると、jpが呆れたように声をかけてきた。
tt「またってなんや、またって!」
jp「だって実際そうじゃん!相変わらずいい子ちゃんだね〜」
tt「うっさいわ!」
いつもと変わらぬ日常。
いつもと変わらぬ会話。
でも…
jp「仕方ない。ちょっとだけ手伝ってあげるよ」
tt「お!ええんか?」
jp「いいよ〜。まあ…恋人の助けになるならね」
tt「っ…!//」
ちょっと変わったこともある。
tt「…じゃあ頼むわ//」
jp「ん」
2人でゴミ拾いを始める。
jp「…ねえ、tt」
ふとjpが声をかけてくる。
tt「ん?何?」
jp「ちょっと気になることがあって。ttはさ、なんでそんなにも必死にみんなのこと救おうとしてたのかな、って思って」
tt「ええ…そんなん言われてもなぁ…」
jp「やっぱnoさんのことでの罪悪感から?」
tt「それもあるかもしれへんけど…でもそもそも俺人助けするのは好きやったからな。…それもnoさんの影響ではあるけども。まあそれで苦しんでる人を放って置けない性格になってもうたんよな」
jp「…なんかttらしいねw」
jpはくすりと笑う。
jp「…tt、5年前のこと…まだトラウマだったりする?」
tt「…ううん。もう大丈夫。noさんの本音も聞いたし、今は俺自身があの時の俺のことちゃんと許せてるから」
jp「そっか」
tt「jpさんこそ嫉妬の方はいかがですか〜?」
俺は揶揄うついでにそのように尋ねる。
jp「…正直に言っていい?」
tt「…え?う、うん…」
え?普通にしてないよって答えると思ってたんやけど…。
思っていた反応と違い、俺はつい困惑してしまう。
jp「他の人との距離感が相変わらず近すぎる。あんなん普通に嫉妬するから。なんなら前より嫉妬しちゃってるかも。だって俺彼氏だよ?ttさ〜…俺っていう彼氏がいること忘れてないよね?」
jpはぷくっと頬を膨らませて尋ねてくる。
tt「忘れてへんって。ごめんごめん。つい無意識で…」
jp「この無自覚人タラシ野郎め…」
tt「おい、ふざけんな!それが仮にでも恋人に言う言葉かよ!!」
jpとわーわー言い合う。
しばらくして言い争いは落ち着いていく。
jp「と〜に〜か〜くっ!!また俺が嫉妬の罪とか犯しかねないから自分の行動にちゃんと気をつけてよね!?」
tt「はいはい、わかったって」
俺は適当に返事する。
tt「…まあjpがまた罪犯したらまた俺が救ってやるから」
jp「…それはttに負担かけることになるから結構です」
tt「でも、そしたらまたみんなで救ってくれるんやろ?俺のこと」
jp「もう!!この間助かったからって調子乗りすぎ!!もしかしたら救えない可能性だってゼロじゃないんだからあんま無茶しないでよね」
tt「なんか説教されてばっか…」
まあそれはともかく、でも、俺は最近思うことがある。
この世界にいる人々は案外みんな心に何かしらの負の感情を抱えているものだ。
みんな、何かしらの罪を無意識のうちに犯してしまっているものだ。
そしてみんな自身の罪を隠そうとしてしまう。
助けを求めず自分1人で抱え込もうとしてしまう。
だけど、その罪は隠しても抱え込んでもいけない。
誰かの救いを必ず受けるべきなのだ。
そして救いを受けたものは今度は自分が誰かを救うべく動く。
救われて救って、救われて救って…の繰り返し。
結局それが1番いいことなんじゃないかと思う。
一方的に救ってばかり、救われてばかり、なんていうのはきっとどちらも疲れてしまうだけだ。
俺はこれからも苦しんでる人は救いたいと思っている。
だけど、俺自身が苦しい時は誰かに救いを求めたいとも思っている。
救うのも救いを求めるのもどちらも大切である。
これが俺がこれまでのことを通して導き出した“解”だ。
…君たちは俺らの物語を見て何を感じたかな?
それじゃあお話はここまでだ。
君たちの辿る先に幸あらんことを。
完
〜〜〜
あとがき
みなさんこんにちは。きらくるです。
今回は『七つの大罪を救いし者よ』を最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
おかげで無事完結まで走り切ることができました。
本編の方はこれにて完結となってしまいますが、今後、番外編等出させていただく予定をしております。
また、現在連載中の『こちらゆーれい相談所です!』や新連載の『俺のストーカー、ヘタレです!』など、他作品の方もぜひ読んでみていただけると幸いです。
みなさま本当にありがとうございました。
きらくる💫
コメント
19件
あぁぁ!読むの遅くなったけど、完結してしまった…。きらくるさん!お疲れさまです!ほかのお話や、番外編も楽しみにしてます!頑張ってください!
わぁぁぁぁぁ!! ついにッ完結!おめでとうございますッ~!!!