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大西side
「好きになっちゃったから…かな」
いっ、いきなり両想いっ!?
その時、つくえの上にある、紙に気がついた。
名刺や。
____西畑大吾。
ん?ホストってかいてへん?
この人…ホストなんや…
なんや、おれ、遊ばれてるだけやん。
じゃあ、本気にしないほうがええんかな…
「きみ、名前なんていうん?」
___大西流星です。
そう言えばいい。
でも…おれ、女の子って思われてるんちゃう?
女って名乗ったほうが、この人を、好きでいられるんじゃないか。そう思った。
同性を好きになったって意味ないのはもう、わかってる。
なら…あと少しだけ、この人のそばで笑っていたい。
流「…蘭。大西蘭ですっ」
気づけば、そう言っていた。
お姉ちゃんの名前を借りて。
「___女の子?」
流「っ、はい」
「…そーなんや。かわいいやん。あ、オレ西畑大吾」
あの名刺はやっぱり、この人のなんや…
流「西畑…さん」
大「えっやだ。さん付け?お堅いなぁ」
流「なんてよべば」
大「大ちゃん!!これ一択!うん、これでいこう」
流「大、ちゃん…//」
大「うわっ、照れるわこれ。あ、ごめん…家の人心配する?」
流「えぇっと…」
心配はしない。
けど…
ここいたら心臓もたへんわ!
大「ごめんな。誘拐しちゃって」
流「大丈夫です。助かりましたし」
大「___また会いたい」
えっ?こんなおれと?
返事もそっけないのに。
でも。
大「って言ったら、困る、かな…」
流「全然。」
大「んふっ、即答やん。やった、うれしい」
そりゃおれもうれしいけどさ…
結局は、遊ばれてるだけなんちゃうの?
大「そうや、連絡先交換しぃひん?」
流「あ、はい」
あ待って。
名前流星になっとる。
えーっと…
あっ!おおにっちゃんでええわ!
のんちゃんからよばれてるし!
大「わー!ありがと!うれしー!」
流「なんでそんなにうれしいんですか」
大「え?だって好きやもん」
流「…っ///」
だからなんでそういうことサラッと言えるの!
本気やないからやろ…
大「え、照れてるん?」
流「ちっげーし!」
あっやば…男言葉禁止!
一人称おれじゃあかんねや。
大「うわ、この子怖い。こんなにかわいいのに」
流「//うちんことからかうなや!もう帰るっ!」
大「あ、ちょっと…笑ほら、傘。ほなまたー笑」
もうっ!絶対遊ばれてる!!
もう好きじゃないもん!
でも…かっこよかった…///
って何考えてん!!!!