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灰夢死ネタ
「灰さんがね私の事好き過ぎるから仕方なくだっこさせてあげるの!」
「あはは、ありがとう夢」
「うん!灰さんが私の事好きすぎるから!」
2人を知る誰もなら灰ではなく夢の方が好きなのを知っているし、ソレらも夢の願望である事も知っている
それでもご機嫌にニコニコというものだから、仕方が無いなぁと言わないであげて笑って聞いてあげるִ灰や2人を知るスパイ達
とはいえ仕方なくそうしてあげてるんだよ。と言われ過ぎるのもあまり嬉しくは無い。
だって僕はそんなこと思って居ないから。
とはいえ可愛い夢のオネダリだから笑って流しているし、大抵の事は聞いてあげている
この前なんかはりん達にからかわれたんだよなぁ…苦笑
『おい灰、あいつとはいつ付き合うんだ?w』
『りん、そう言ってやるな笑こいつはヘタレなんだから…くくっ』
『ははは、なんだかんだお前も好きだろう?灰』
いつものようにスパイ御用の個室居酒屋に集まって酒を呑んでつまんでと、皆で楽しんだ
…なんだかんだ僕も夢の事が好きだったから、そう言う言い方をしないようになれば付き合おうかな。なんてことも考えていた
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夢は…あの子は。死んだんだ。任務で人質を救出する仲間を庇って…
「…夢、僕が君の事を愛してるんだ。好きなんだ、夢」
いつもだったら”えぇ〜、仕方ないなぁ”なんて、隠せもしないデレ顔で答えてくれる君がいない
…こんなことなら。……こんなことならっっ!!
「ちゃんと…応えてあげたら良かったなぁ…。夢」
「……いつもみたいに言ってよ、夢。”灰さんが私の事を好き過ぎるから”…って」
もう、どれだけ問いかけてもあの子はいない。
脳内の記憶が辞めて欲しい時に限って、あの子との幸せな思い出だけを永遠と再生してくる
“灰さん!灰さん!私の事好き?だっこさせてあげる!”
“もぉ〜仕方ないなぁ〜!!ぎゅーさせてあげるよ灰さん”
、なんて。僕は頼んでもないのに、あの子はニコニコと幸せそうに僕が注文したかのように言ってきた問(とい)。
もう、君の声では聞けないんだね…夢
愛してたよ、今も。少し前も……ずっと。愛してた
朝起きたら君がいて。僕がまたハグ出来たんじゃって想うんだ、夢。