868ロスヨントス組
警察時代 捏造ノベル
本人や実際のストグラ内のストーリーとは一切関係ない捏造ノベルです。
事実と捏造を混同しないようにお気をつけください。
本編⤵︎ ︎
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕コが俺らを自分の隊に勧誘した次の日、本当に俺らの所属は夕コの隊になっていた。
夕コ
「俺たちは今日からこの8番隊所属として頑張っていくことになったわけですがぁ」
「「「……」」」
夕コ
「はいそこ!返事が足りない!!」
レダー
「3人しかいないのにそこもクソもないだろw」
刃弐
「ほんとにね」
夕コ
「はいそこ!!!話すならでけぇ声で喋れ!!」
お前が1番うるさいよとツッコミを入れたいところだったが堂々巡りになりそうなので黙っておくことにした。
夕コ
「まぁおふざけはここまでにして、この隊について説明してくね。」
音鳴レダー刃弐
「「「はーい」」」
夕コ
「まず、まぁ隊長は俺なんだけっどぉ、副隊長を任命しなければいかんわけです。」
音鳴
「おぉぉおお!!」
刃弐
「あるんじゃない?これあるんじゃない?」
夕コ
「副隊長……うーんどうしよっかな、」
レダー
「え決めてないなんてことあるの?」
夕コ
「あ、じゃあ今文句を言ったレダーさん。あなたが今日からこの8番隊の副隊長です」
レダー
「えぇぇえええええ!!!!」
刃弐
「まぁグレード5だしな」
音鳴
「くっそぉおお!!俺の天下が!!」
レダー
「副隊長なんだから天下では無いだろw」
ツッコミ入れたら副隊長になっちゃった。嘘だろ。なんて言いつつもまぁ夕コは最初から決めてただろうけどって感じだった。
夕コ
「はいじゃあ残りの君たちはただの隊員です。」
音鳴
「やぁめろよその言い方」
夕コ
「それで次なんだけど、なんか俺ら特殊らしくてぇ」
音鳴
「特殊らしくて?」
夕コ
「俺ら用の詰所みたいなのがあるんだよね」
刃弐
「え?別働隊っても普通は本署勤務のはずだよね?」
音鳴
「ま、まさか……?!」
レダー
「さ、せん」
夕コ
「ぽいなw」
まぁ上層部も俺たちを操りたいとはいえ、俺の時のようにどんどん人が増えてしまっては敵わないと考えたのだろう。
確かに左遷は左遷だが、俺達はそもそも本署の空気は好きではなかったから、離れられるし俺たちだけの空間ができるしで願ったり叶ったりだ。
夕コ
「まぁそんなに不便なところじゃなさそうだったよ」
音鳴
「えー!今から行こうや!」
刃弐
「確かに。何番地なの?」
夕コ
「えーとねぇ、、、8068だね」
レダー
「よーしれつごー」
俺たちだけの秘密基地だ!!ぐらいのノリで向かったが、着いてみたらまぁ秘密基地より秘密基地だった。
大きさは十分にあり立派だが、壁はツタが張っているかと思えばスプレーで落書きをされ放題だったり、ガムを大量につけられていたりする。
音鳴
「うげぇ……」
刃弐
「まじで気持ち悪い普通にむり」
レダー
「俺は全然気になんないよ?まぁ中が綺麗ならの話だけど」
夕コ
「つべこべ言わずにとにかく入ってみよ!」
そう言って2人で音鳴と刃弐を引きずって扉を開いた。
きぃいいと蝶番の軋む音と共に見えたのは洋館風の内装だった。中は少し蒸し暑いが、思ったより綺麗にされていて、今すぐにでも使えそうなほどピカピカだった。
音鳴
「うぇ?!中めっちゃ綺麗やん!!」
刃弐
「これならまぁ全然……住めるか」
レダー
「え住むの?」
刃弐
「家賃浮くし全然住みつく可能性はあるけどね」
夕コ
「…てかなんかほんとに不自然に綺麗過ぎない?」
夕コが驚くのも理解出来る。だって床や机や椅子は本当に驚くほど綺麗なのに、天井にはホコリが被ってたり、花瓶に飾られている花は枯れてたりするから。
確かに変だよなぁなんて思っていたら、自由に見て回っていた音鳴が突然俺たちを呼び出した。
レダー
「どしたの?」
音鳴
「この階段のてすり部分見て」
刃弐
「あれ?」
夕コ
「まだちょっと湿ってんね」
階段のてすりが何かに拭かれたあとのように湿っていたのを音鳴が見つけたらしい。
俺たちがここを使うってわかってて、わざわざ掃除婦なんてよこすのか?
刃弐
「誰かが掃除してくれてんのかな?」
音鳴
「いや、あいつらに限ってそんな善意の行為はないと思う。でもそれ以外に有り得へんしなぁ」
そう考察している時だった。
<ベチャ…ベチャ……>
何か水を含んだものを地面に打ち付ける音が遠くから聞こえた。
音鳴
「待って待って待って待って?!?!?! おれ心霊とかまじで無理やねんけど?!?!」
刃弐
「いや今の話の流れから考えて普通にお掃除し てくれてる人なんじゃないの?」
夕コ
「そうだぞお前過剰に反応し過ぎだって」
レダー
「そ、そうだぞお前恥ずかしいと思えよ」
別に俺はビビってなかったが、とりあえず1度深呼吸をした。その時だった。
レダー
「どぅわぁぁあああああ?!?!」
音鳴
「うぎゃぁぁああああ?!?!」
夕コ
「うわぁぁぁあああああ?!?!」
刃弐
「?!?!?!?!」
遠くの方から大きな音がして、反射で大きい声が出ちゃった。反射でね。
なんて頭の中で言い訳をしていた。
夕コ
「お前らでかい声出すなよ!!その声にびっくりすんだって!!」
音鳴
「いや俺悪ない!!レダーが叫び出したんやて!!」
レダー
「おいやめろよお前も叫んだんだから同類だろ!!」
刃弐
「全員うるさかったから一旦静かにして!」
普段末っ子気質なのにこういう時は頼りになる刃弐。逆に俺らが頼りになって無さすぎるだけなのかもしれないけど。
刃弐
「一旦音のした方に行くべきじゃない??」
夕コ
「それはそうよ」
音鳴
「えぇ俺行きたくない……」
レダー
「俺ここで留守番しとくから行ってきていいよ」
俺と音鳴は2人に引っ張って連れていかれた。
先陣を切って歩いていたのは刃弐だった。
刃弐
「音のした場所的に確かこの辺だよね?」
夕コ
「その右手側の部屋じゃない?」
刃弐
「入ってみるよ?」
音鳴
「刃弐お願い俺を廊下に置いてって……」
刃弐
「もううるさいよ音鳴さん。先陣切らせるよ?」
音鳴
「はい」
半開きになっていた古めかしい扉を開ける刃弐。
音鳴はビビりながらもなにか起きれば見逃すまいと目はガン開きだ。
2人はゆっくり中へ入っていった。
刃弐
「あ」
音鳴
「うわぁああ!!!人が倒れてるぅうう!!!」
目にする前に音鳴が叫んでくれたので俺は逆に冷静に部屋に入ることが出来た。
夕コ
「まってこいつ失神して倒れてる」
音鳴
「えうそやん」
レダー
「脈はあるんだよね??」
夕コ
「あるね」
刃弐
「俺とりあえず応急処置できる道具ないか探してくる」
音鳴
「手分けしよか、俺上行くから刃弐はこの階やれ。夕コは1階、レダーはそのままその子の状態見といたって」
レダー
「おっけー」
詰所を見に来ただけのつもりが、倒れていた青年を救助することになった。
署では見覚えのない赤毛の青年、一体なぜこの詰所を掃除していたのかは分からないが、その謎を解くよりも、一刻も早く応急処置をすることの方が優先だった。
つづく
コメント
1件
おっとぉ、、、? 何処ぞのプリキンかぁ、?